日本酒を飲むと太るのか、皆さんはご存知でしょうか?

日本酒は、米と米麹と水が原料で造られたお酒で、糖分が多いことから飲むと太るイメージをお持ちの方が多いかと思います。
そんな日本酒ですが、どんな栄養成分が含まれているのでしょうか?
また、日本酒と筋肉との相性は良いのでしょうか?
なので今回は、日本酒は太る?栄養成分や筋肉との相性、デメリットについて徹底解説します!
日本酒は太る?栄養成分や筋肉との相性、デメリットについて徹底解説します!

日本酒を飲むと太る?
結論から言います。日本酒を飲むと太るのは間違いです。

ですが、日本酒はアルコールが含まれているため、高カロリーの食べ物と一緒に食べると太りやすくなる傾向があります。
日本酒を飲むときは、低カロリーで糖質や脂質が少ない食べ物を選ぶことが大切です。
また、途中でお水をはさむことで、アルコールの吸収スピードを緩やかになるので、お水を飲むことをオススメします。

空腹時に日本酒を飲んでしまうと、アルコールの吸収スピードが速くなります。
アルコールの吸収を抑えるためにも、おつまみを食べてから日本酒を飲みましょう。
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日本酒の栄養成分とは
日本酒の栄養成分はこちらです。
日本酒100gあたりの栄養成分
参照:日本食品標準成分表
カロリー:104kcal
ナトリウム:2mg
カリウム:7mg
炭水化物:3.6g
タンパク質:0.3g
カルシウム:2mg
ビタミンB6:0.1mg
マグネシウム1mg
日本酒に含まれる栄養素のなかで、健康面に嬉しい栄養素をそれぞれ詳しく解説していきます。
疲労回復効果
日本酒には必須アミノ酸が含まれており、必須アミノ酸を摂ることで筋肉の疲れを軽減できます。

必須アミノ酸は、人間の体内でつくることができず、食事でしか必須アミノ酸を摂ることができません。
日本酒には、すべての必須アミノ酸が含まれており、効率よく必須アミノ酸を摂ることができます。
また、成長ホルモンを分泌する働きや疲労回復の効果にも期待できますので、日本酒は健康に良いことがわかります。
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タンパク質の合成促進
ビタミンB6は、免疫機能のサポートから皮膚の抵抗力を上げる効果だけでなく、タンパク質を吸収する役割を担う栄養素です。

日本酒に含まれているビタミンB6のおかげで、必須アミノ酸を効率よく摂取することができます。
ビタミンB6はタンパク質をエネルギーに変える働きがあります。
運動するときにエネルギーがたくさん必要です。ビタミンB6はタンパク質を吸収するうえで欠かせない栄養素ということがわかります。
血行促進効果
アデノシンには血管を拡張し、血液の流れを良くする働きをもたらします。
日本酒を飲んだ後に体がぽかぽか感じるのは、筋肉がほぐれて緊張を緩和する効果があるからです。

体が温まることで、冷え性やストレスを減らすなど、健康面をケアできるお酒として期待できます。
日本酒は飲んでも体が冷えることが少なく、寒いときに飲んでも安心できるお酒ということがわかります。
日本酒と筋肉との相性がNGな理由

日本酒と筋肉との相性がNGな理由として、3つご紹介致します。
・筋肉が分解される ・筋肉に必要なタンパク質が奪われる ・睡眠の質が低下する
1つ1つ詳しく解説していきます。
筋肉が分解される
日本酒には、筋肉を分解するコルチゾールが含まれているため、筋肉量を低下させる恐れがあります。

コルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれています。
ストレスを感じたとき以外にも、日本酒を飲むことでコルチゾールが分泌されるのです。
ストレスを溜め続けるとコルチゾールの分泌が続きます。
お酒を飲み過ぎるとコルチゾールが増えて、ストレスを抱えてしまうということがわかります。
長期的にコルチゾールが分泌されると、免疫機能が低下して病気のリスクが高くなるので、健康面に悪影響を及ぼします。
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筋肉に必要なタンパク質が奪われる
筋肉量を増やすためには、筋トレだけでなく、タンパク質をしっかり摂ることが重要ですが、アルコールを分解するときにタンパク質が奪われてしまいます。

せっかく体を鍛えても、筋肉量アップに必要なタンパク質がアルコールの分解に利用されては困りますよね。
また、肝臓は体内のアルコールを分解するために働くため、タンパク質の吸収が遅れることもあります。
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睡眠の質が低下する
アルコールには、アセトアルデヒドが含まれており、睡眠の質を低下させます。

お酒を飲むとよく眠れると思いがちですが、眠りが浅くなり成長ホルモンが活発に分泌されません。
お酒を飲むと、利尿作用や覚醒によって途中で目が覚める可能性もあります。
また、睡眠不足だけでなく、睡眠サイクルが乱れる原因にもなります。
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日本酒を飲む時の注意点

日本酒を飲む時に注意すべき点を3つご紹介致します。
・筋トレをする前後1日は日本酒を控える ・糖質の少ない蒸留酒を飲む ・糖質や脂質が含まれる食べ物を避ける
1つ1つ詳しく解説していきます。
筋トレをする前後1日は日本酒を控える
アルコールからタンパク質を吸収されないためにも、筋トレした日は日本酒を控えることをオススメします。

筋トレ後に筋肉量を増やすためにはタンパク質が欠かせません。
筋トレが無駄にならないよう、お酒を飲む前後1日は筋トレを控えて体をゆっくり休みましょう。
特に、筋トレしてすぐにお酒を飲むと、アルコールが水分を吸収して脱水症状になる原因にもなりますので、筋トレ後にお酒を飲むのは控えましょう。
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糖質の少ない蒸留酒を飲む
蒸留酒は、醸造酒をさらに加熱して蒸気を冷やすお酒ですので、醸造酒に比べてアルコールが多い分、糖質が少ないのがメリットです。

筋トレ後にどうしてもお酒を飲まないといけない時も、蒸留酒であれば糖質を最小限に抑えることが可能です。
代表的な蒸留酒はウイスキーや焼酎、ウォッカです。筋トレ後に飲みに行く場合は、蒸留酒を飲むことをオススメします。
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糖質や脂質が含まれる食べ物を避ける
糖質や脂質が含まれる食べ物を避けるように注意しましょう。

アルコールを摂取すると、ついついおつまみなど食べたくなりますが、低カロリー高タンパク質の食べ物を摂ることをオススメします。
枝豆やナッツ、豆腐は低カロリーなのに栄養素が豊富です。
特に枝豆には、アルコールを分解するメチオニンが含まれています。
アルコールにタンパク質が奪われないためにも、枝豆をたくさん食べましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、日本酒は太る?栄養成分や筋肉との相性、デメリットについて解説しました。
日本酒を飲むと太るのは間違いではありますが、アルコールを分解するためにタンパク質が必須という点に置いて、筋肉との相性はNGということが結論です。

アルコールは食欲促進作用があるので、おつまみを選ぶときに糖質や脂質が多く含まれる食べ物を避けるように気をつけましょう。
枝豆、ナッツ、豆腐以外にも、漬物やサラダ、焼き鳥も低カロリーで高タンパクなのでオススメです。
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日本酒を飲み過ぎると、翌日以降の筋トレや睡眠の質に悪影響を及ぼします。一般的に日本酒180ml〜360mlが適量となっていますので、飲み過ぎに注意してくださいね。
筋トレが無駄にならないためにも、筋トレした日はお酒を控えるように心がけていきましょう。
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