ココナッツオイルは筋トレに何故良いのか、栄養や効果について皆さんはご存知でしょうか?」
よく筋トレ民が良質な脂質として摂取している姿を見たことがあると思います。
「ココナッツオイル」は、オートミールや朝食に混ぜるなどして食べることで良い脂質を摂取しています。
ですが、「脂質を摂取しても良いの?」「どんな効果があるの?」「どんな栄養があるの?」など様々な疑問が浮かぶと思います。
なので今回は、ココナッツオイルは筋トレに何故良いの?栄養や効果についてプロのトレーナーが解説します!
ココナッツオイルは筋トレに何故良いの?栄養や効果についてプロのトレーナーが解説します!
ココナッツオイルは筋トレに何故良いのか
ココナッツオイルが筋トレに良い理由として、大きく3つあります。
・低糖質ダイエットに向いている
・消化、吸収が早い
・コレステロール、トランス脂肪酸が0
1つ1つ詳しく解説していきます。
低糖質ダイエットに向いている
ココナッツオイルは「低糖質ダイエット」に非常に向いております。
低糖質ダイエット(ケトジェニックダイエット)とは、脂質を分解し「ケトン体」からエネルギーを得る方法です。
人のエネルギー源は主に糖質と脂質で、糖質→脂質→タンパク質の順で使われていきます。
そのときに糖質を制限すると、身体は糖質を利用してエネルギーが作られなくなります。
その状態で脂質を多めにとる生活を1〜2週間ほど続けていると、身体は脂質から出たケトン体を利用する「ケトーシス状態」に変わります。
この状態になると、糖質の代わりに脂質をエネルギーとして利用するようになります。
そこで活躍するのがココナッツオイルであり、含まれる中鎖脂肪酸の一部が「ケトン体」に変わり、ケトーシス状態になるのを早めてくれるのです。
朝は空腹でエネルギーが枯渇し何もない状態なので、食事前に吸収の良いココナッツオイルを摂ると良いでしょう。
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消化、吸収が早い
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、サラダ油などに含まれる長鎖脂肪酸に比べておよそ5倍も速く分解され、短時間でエネルギーとなります。
私たちが日常的に食事で使うサラダ油やオリーブオイル、バター、お肉の脂に含まれている長鎖脂肪酸は、全身に運ばれたあと筋肉や肝臓に吸収されて身体に貯まります。
つまり、エネルギーとして使われにくく、脂肪として貯蔵されやすいのです。
ですが、ココナッツオイルは植物油の中でも中鎖脂肪酸が多く含まれており、中鎖脂肪酸は摂取した後、直接肝臓に送られて効率よく分解され吸収し、貯めこまないという性質があります。また中鎖脂肪酸は、短時間でエネルギーに変わって脂肪燃焼を促してくれる効果もあります。
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コレステロール、トランス脂肪酸が0
ココナッツオイルは中鎖脂肪酸が主体となっているため、「コレステロール」「トランス脂肪酸」が含まれていません。
よく問題となっているトランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らしてしまうため、動脈硬化や心筋梗塞などのリスクを高めてしまいます。
ココナッツオイルは、適量であれば悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やしてくれるので、健康にいい油といえます。
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ココナッツオイルとは
ヤシ油(椰子油 ヤシゆ)とはココヤシから作られる油脂、すなわちココナッツオイル (coconut oil) のことを指す。ココヤシの果実であるココナッツの巨大な種子内部の胚乳から抽出精製される。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤシ油
ココナッツオイルは、大まかに分けると2種類あります。
1つ目はココヤシの実の胚乳を砕いたあと、一番搾りの液体を濾過したものが、「バージンココナッツオイル」です。
一般的に高熱を加えずに搾るので、ココナッツの香りが豊かで、良質なオイルです。
そのなかでも、厳しい品質管理を通ったものは “エキストラバージン” と呼ばれています。
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2つ目が「精製ココナッツオイル」です。
こちらは乾燥させたココヤシの実の胚乳を搾り抽出して、原油を精製して作られます。
独特の香りがないので、使える料理の幅が広がるので、コーヒーに入れて飲むひともいるようです。
ココナッツオイルの栄養素
ココナッツオイルの大さじ1杯(12グラム)あたりの栄養素・カロリーは以下の通りです。
カロリー:111kcal
https://fooddb.mext.go.jp/ 食品成分データベース(文部科学省)
タンパク質:0g (0kcal)
脂質:12g (108kcal)
炭水化物:0g (0kcal)
あくまでオイルですので、脂質がメインとなります。
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おすすめの摂取量
ココナッツオイルのカロリーは1gあたり9kcalと高いため、目安の摂取量は「1日大さじ2杯程度」が好ましいでしょう。
ココナッツオイルを摂取するおすすめの時間帯は、5gずつ朝・晩に分け1日10gとることです。
慣れてきたら5gずつ朝・昼・晩で1日15g程度がおすすめです。
ただし過剰に摂ってしまうと、血糖値が上がったり太ってしまうデメリットがあります。
一度に大量摂取すると、腹痛や下痢、吐き気が起こる場合があるので、注意し自分の胃腸と相談して量は決めてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、ココナッツオイルは筋トレに何故良いの?栄養や効果についてプロのトレーナーが解説しました!
ココナッツオイルは中鎖脂肪酸が多く含まれ、長鎖脂肪酸よりも消化吸収がはやく、短時間でエネルギーに変わるため脂肪となりにくい性質があります。
そのため、減量をおこなったり低糖質ダイエットをする場合は、サラダ油やオリーブオイルをココナッツオイルに置き換えるのがおすすめです。
ぜひ良質なココナッツオイルを自分の生活に合わせて取り入れ、美しく健康な身体を目指しましょう。
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