シックスパッド(SIXPAD)の効果について、皆さんはご存知でしょうか?
シックスパッド(SIXPAD)といえば、有名サッカー選手である「クリスティアーノ・ロナウド」さんがCMで起用されているのをみたことがあると思います。
電気を流して筋肉を収縮させるEMS(Electrical Muscle Stimulationの頭文字をとったもの)を世に広めたEMSの先駆者的存在が「シックスパッド(SIXPAD)」です。
座ったまま、寝転がったまま、筋トレと同じ効果を得られるという謳い文句で商品を販売している「シックスパッド(SIXPAD)」ですが、本当に効果はあるのでしょうか?
また、痩せることはできるのでしょうか?
なので今回は、シックスパッド(SIXPAD)の効果とは!腹筋が割れるのかプロトレーナーが解説します!
シックスパッド(SIXPAD)の効果とは!腹筋が割れるのかプロトレーナーが解説します!
シックスパッド(SIXPAD)の効果
シックスパッド(SIXPAD)の効果について、大きく3つに分けてご紹介致します。
腹筋だけではお腹は引き締められない
結論から言います。
シックスパッド(SIXPAD)だけでお腹を引き締めることはほぼ不可能です。
お腹を引き締めたい場合、腹筋をしても引き締まった見た目になることは不可能であり、腹筋が引き締まって見えない大きな原因は『皮下脂肪の多さ』にあります。
腹筋をたくさんやっても『皮下脂肪』が蓄積していると、皮下脂肪の下で腹筋が発達しているだけで、腹筋が見えることはほぼありません。
逆に言えば、腹筋をしなくても『皮下脂肪』が少ない人は腹筋の凹凸が見え、引き締まっているように見えます。
人の腹筋は誰でも凹凸がある形をしていますので、それが表面上に出るか出ないかはその上を覆っている『皮下脂肪』の多さで変わります。
そのため、お腹を引き締めたいのであれば腹筋を行うことも方法の一つですが、『皮下脂肪』を減らすための方法(食事や運動)を同時に行わなければなりません。
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EMSより運動や筋トレの方が効果的
そもそも、EMSよりも運動や筋トレを行なった方が引き締まった腹筋を手に入れやすいです。
EMSは筋肉に刺激を与え、意識できない筋肉を電気信号で動かすことができますが、運動や筋トレほど筋肉を大きく動かすことがないため、消費カロリーも必然的に少なくなります。
消費カロリーが少ないと脂肪燃焼にもつながりにくく、結果として引き締まった腹筋を手に入れることが難しくなります。
消費カロリー<摂取カロリーではそもそも痩せれない
痩せる仕組みの大原則として、「消費カロリー>摂取カロリー」が絶対条件となります。
痩せたいと思っていても、「消費カロリー<摂取カロリー」と食べているカロリー量が多い状態では、そもそも痩せることはできません。
痩せるための大前提は『摂取カロリーを少なくするか、消費カロリーを多くすること』にあります。
お腹を引き締めたい(脂肪を減らしたい)と思っている方は、摂取カロリーの方が多いままでは現状維持もしくは徐々に脂肪蓄積に繋がってしまいます。
「腹筋を割りたい」「引き締めたい」と考えている方は、大前提として「消費カロリー>摂取カロリー」の状態で筋トレやEMSをする必要があります。
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シックスパッド(SIXPAD)とは
シックスパッド(SIXPAD)とは、ウエストや腕回り、太ももなど、体のあらゆる部分に効率よく電気刺激を与えることができるEMS機器です。
EMSトレーニングの特徴として、「ながらトレーニング」ができるのが大きな特徴といえます。
また、シックスパッドを装着しながらジョギングやランニング、筋トレができたりといった複合トレーニングをすることができます。
家にいてテレビを見ながら、スマホを操作しながら、家事をしながらといった運動以外の時にも装着するだけで筋肉を刺激することができるという使い方ができます。
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シックスパッド(SIXPAD)のメリット
シックスパッド(SIXPAD)におけるメリットについて、大きく2つご紹介致します。
ジムに行かなくても使える
シックスパッド(SIXPAD)は、ジムに行くのが面倒という人でも、自宅で装着して利用することができます。
また、自分が動かなくてもEMS搭載の機器のスイッチをいれておけば、勝手に電気刺激によって筋肉を動かしてくれます。
もちろん、有酸素運動や軽い筋トレをしながら利用した方が効果は高まりますが、ジムに行かなくても筋肉に刺激を与えることができるのはシックスパッド(SIXPAD)を使うメリットと言えます。
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家事をしながら使える
シックスパッド(SIXPAD)は、EMS機器の効果により勝手に筋肉を刺激して動かしてくれます。
そのため、家事やスマホをいじりながら利用することが出来るのもメリットです。
筋トレは通常、同時に別の事をすることができませんが、シックスパッド(SIXPAD)は装着さえしてしまえばいいので、非常に簡単に始めることができます。
シックスパッド(SIXPAD)のデメリット
シックスパッド(SIXPAD)のデメリットとして、大きく2つご紹介致します。
パッド交換代が継続的に掛かる
シックスパッド(SIXPAD)に内蔵されているパッドは、定期的に交換しなければ粘着力が徐々に下がってしまいます。
経年劣化なので仕方のないことではありますが、パッドを交換するということはその分コストもかかってしまいます。
長く継続して利用すればするほど、交換代が発生することがデメリットと言えるでしょう。
各部位しか鍛えられない
シックスパッド(SIXPAD)は、装着している部位しか電気刺激を与えることができません。
ですので、腹筋にパッドを装着した場合は、腹筋しか鍛えることはできません。
現時点でシックスパッド(SIXPAD)が販売しているのは、主に腹筋とお尻、太ももに装着する機器だけとなります。
筋トレや運動であれば同時に複数箇所を鍛えることも可能なため、それと比べるとデメリットとなる場合もあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、シックスパッド(SIXPAD)の効果とは!腹筋が割れるのかプロトレーナーが解説しました。
世界でも有名な「クリスティアーノ・ロナウド」さんを広告塔にしているシックスパッド(SIXPAD)は、会社独自で開発した筋肉を適度に刺激できるEMS搭載の機器を販売しています。
機器を装着するだけで筋肉を刺激し、痩せることが出来るというキャッチコピーで一躍人気を集めました。
ですが、結論は「シックスパッド(SIXPAD)を装着するだけでは、痩せることはできません。」
そもそも、お腹を引き締めるためには腹筋をするだけでは効果は非常に低いです。
お腹を引き締めるには、EMSを装着するよりも運動や筋トレをした方が消費カロリーも多くなり、脂肪燃焼しやすい体を作ることにも繋がります。
また、脂肪を落とすには大前提として『消費カロリー〉摂取カロリー』というバランスを常にとり続ける必要があります。
ただし、シックスパッド(SIXPAD)を利用するメリットもあり、ジムに行かなくても筋肉に刺激を与えることができたり、家事をしながら使うことができたりするという点です。
一方で、EMSの効果を最大限発揮させるためには継続的なパッドの交換が必要であったり、装着した部位しか鍛えることができなかったりといったデメリットもあります。
家事や育児等でジムに通うことができない人や諸事情で運動ができない人にとっては、「シックスパッド(SIXPAD)」は利用価値があると思いますので、ぜひ試してみてください!
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