電動自転車の消費カロリーについて、皆さんはご存知でしょうか?

電動自転車は電動アシスト機能がついた自転車のことで、平たんな道も急な上り坂も力を入れずに軽快で楽チンに走行することができます。
そんな電動自転車ですが、消費カロリーは具体的にどの程度なのでしょうか?
また、実際に電動自転車に乗ることでダイエット効果や減量が可能なのでしょうか?
なので今回は、電動自転車の消費カロリーとは?ダイエットや減量が可能なのかについて徹底解説します!
電動自転車の消費カロリーとは!ダイエットや減量が可能なのかプロトレーナーが解説します!

電動自転車の消費カロリーとは
体重60kgの方が電動自転車で1時間サイクリングを行った場合、189キロカロリー消費されると考えています。

運動での消費カロリーは、厚生労働省が定めた運動強度指数METs(メッツ)で表され、電動自転車は3.0METs消費します。
【他の有酸素運動の消費カロリー(60分実施の場合)】
水泳 : 630キロカロリー
ランニング : 567キロカロリー
ジョギング : 441キロカロリー
自転車 : 428キロカロリー
ウォーキング : 315キロカロリー

電動自転車で自転車と同じカロリーを消費するには約1.3倍の時間がかかります。運動が得意な方は自転車の方が効率的にダイエットができるので、電動自転車で有酸素運動はあまりオススメできません。
電動自転車はギアの強度を調整しやすい分、足首や膝の負担をかけずに長時間走行できます。中高年の方がダイエットを効率よくできるオススメの有酸素運動です。
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また、電動自転車はアシストがある分、自転車に比べて消費カロリーが低いと思われがちですが、長い時間かけて有酸素運動を行えることがダイエット効果につながります。
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電動自転車の消費カロリーと計算方法

運動で消費したカロリーは以下の計算方法で算出します。
消費カロリー = METs × 体重(kg)× 運動時間 × 1.05
例えば、体重60kgの方が電動自転車を30分間、漕ぎ続けた時の消費カロリーは下記の通りです。
3.0METs × 60kg ×0.5時間 × 1.05 = 94.5kcal
【有酸素運動におけるメッツ表】
厚生労働省:生活活動のメッツ表
水泳 :10.0METs
ランニング :9.0METs
ジョギング :7.0METs
自転車 :5.8METs
ウォーキング :5.0METs
電動自転車 :3.0METs
運動強度が高くなればなるほど、消費カロリーも上昇します。ただし、疲労も溜まりやすくなるため、ケガするリスクも高くなります。

運動強度が低いと、消費カロリーが少なく済むので、長時間運動を行うことが可能です。
自転車の方が電動自転車よりも消費カロリーが大きい分、自転車よりもダイエットの効率が悪くなりますが、運動が苦手な方は電動自転車で有酸素運動するのがハードルが低いので、ダイエットにオススメです。
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電動自転車がダイエットや減量に効果的な理由

電動自転車がダイエットや減量に効果的な理由として、大きく3つご紹介致します。
・通勤や子供の送迎の時間に有酸素運動ができる ・下半身の負担が少なく長時間続けられる ・運動初心者の方も手軽に始められる
1つ1つ詳しく解説していきます。
通勤や子供の送迎の時間に有酸素運動ができる
通勤や子供の送迎などに自転車を利用する方は、移動時間に電動自転車で有酸素運動できます。

移動時間に電動自転車で有酸素運動ができれば、無理なくダイエットが実現可能です。
サラリーマンや主婦にとって移動時間に有酸素運動ができるのは一石二鳥です。電動自転車で有酸素運動を継続できることがダイエット効果につながるといっても過言ではありませんね。
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下半身の負担が少なく長時間続けられる
電動自転車は負荷なく走行できるようにアシストしてくれるので、下半身の負担なく長時間走行可能です。

自転車の場合、長時間漕ぎ続けると足首や膝に負担をかけてしまいます。負担をかけすぎるとケガの原因にもつながります。電動自転車はギアでペダルの重さを調整できるので、下半身のケガの予防効果があります。
電動自転車は自転車に比べてダイエット効率は悪いですが、疲労を溜めずに長時間サイクリングできます。ケガのリスクをあまり負わずに、電動自転車は体重を減量できる効果的な有酸素運動なのです。
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運動初心者の方も手軽に始められる
電車自転車は体の負担が少なく、長時間走行できることから、運動初心者の方でも手軽に始めることができます。

ウォーキングやランニングは運動した後の疲労が電動自転車に比べて大きく、運動が苦手な方は継続するのが大変です。
普段から運動していない方にとって、有酸素運動を始めようと思っても三日坊主で終わってしまう場合もあります。手軽にサイクリングできる電動自転車は、たくさんの景色を見て楽しみながらダイエットできるのも期待できるでしょう。
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電動自転車で運動するときの注意点

電動自転車で運動する時に注意すべき点を3つご紹介致します。
・天候が悪いときは電動自転車に乗ることを控える ・交通ルールを違反しない ・バッテリーの充電を確認
1つ1つ詳しく解説していきます。
天候が悪いときは電動自転車に乗ることを控える
雨の中での電動自転車は路面が滑りやすくケガのリスクが高まります。体調が悪くなる原因になりますので、電動自転車に乗るのをできる限り控えましょう。

ダイエットで痩せるためには継続することが大切ですが、天候が悪いときはしっかり体を休めて体調を整えることもダイエットする上で重要なことです。
天候が悪いときだけでなく、体調が悪いときは無理せずに休養するよう心がけましょう。急な雨に遭った場合はスピードを落としてケガのないよう気をつけて帰宅してくださいね。
交通ルールを違反しない
電動自転車で猛スピードで走行したり、信号を無視したりするような交通ルールに違反しないことを心がけましょう。交通ルールに違反して事故が起こらなかったとしても、悪い習慣が身につき取り返しのつかない事故に巻き込まれるリスクが高まります。

ダイエットのために周りが見えなくなってはいけません。事故やケガの原因にもなりますので、周りをよく見て安全に運転するように努めてください。
また、自分が事故に巻き込まれないように車や歩行者などをしっかり確認して余裕を持って走行するように気をつけましょう。
バッテリーの充電を確認
電動自転車に乗る前にバッテリーが充分あるか確かめておきましょう。走行中にバッテリー切れで電動アシスト機能が使えなくなると、自転車よりも電動自転車の走行が大変です。

電動自転車のバッテリー実容量はバッテリーランプ等でどれくらい残っているのか確認することが可能です。
また、バッテリーの寿命をできる限り長くするためには、定期的に充電することをオススメします。バッテリーがなくなると、バッテリーの寿命が大幅に減る恐れがあるので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、電動自転車の消費カロリーとは!ダイエットや減量が可能なのかについて解説しました。
改めて結論ですが、電動自転車の消費カロリーは3.0METs消費します。体重60kgの方が1時間サイクリングを行うと約190キロカロリー消費され、運動初心者の方でもダイエット効果が期待できます。

足首や膝に負担なく、長時間サイクリングを楽しみながら有酸素運動ができるので、ストレス解消の効果にもつながります。
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特に、通勤や子供の送迎で自転車を利用する方は運動時間を確保しなくても、継続的にダイエットができます。雨天時などの悪天候を避けてもらえれば、周りの景色を見ながら長時間無理なく有酸素運動できるのでオススメです。
これからダイエットを始めたいけど、何から始めていいのかわからない方は、電動自転車を購入して有酸素運動を始めていきましょう。
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