パワーリフティングとウエイトリフティングの違いや、それぞれの効果について皆さんはご存知でしょうか?
パワーリフティングとは、BIG3と呼ばれる三種目にて競い合う競技ですが、ウエイトリフティングは「スナッチ」「クリーン&ジャーク」の2種類で競います。
実際、バーベルを頭上高く上げる競技をウエイトリフティングなのか、パワーリフティングなのかわからない方も非常に多いと思います。
なので今回は、パワーリフティングとは!ウエイトリフティングとの違いや効果について詳しく解説致します。
パワーリフティングとは!ウエイトリフティングとの違いや効果について詳しく解説致します。
パワーリフティングとは
パワーリフティングとは、「スクワット」「ベンチプレス」「デッドリフト」の3つの種目で挙げる事のできるウエイトの総重量で勝敗を決める競技となります。
BIG3と呼ばれる「スクワット」「ベンチプレス」「デッドリフト」の3種目は、全身の力を使って筋力の強さが最も重要になります。
三種類の方法でバーベルを挙げる
前述しましたが、三種類の方法としてスクワット、ベンチプレス、デッドリフトという方法で挙げる事のできるウエイトの総重量で勝敗を決める競技となります。
- スクワット:
バーベルを担ぎ、既定の深さまでしゃがんで脚力で立ち上がることが出来れば成功です。 - ベンチプレス:
ベンチ台に寝てバーベルを胸までおろし、大胸筋と腕の力で押し上げることが出来れば成功です。 - デッドリフト:
床にあるバーベルを主に背筋力で直立姿勢まで引き上げることが出来れば成功です。
◆Big3の平均重量を男女別に解説!重量を伸ばすコツとは
全身の筋肉を鍛えられる
パワーリフティングでは、全身の筋肉を鍛えることができます。
BIG3といわれる3種目は、大きい筋肉群を動員することで高重量を扱ってトレーニングを行います。
そのため、部位ごとにダンベルやマシンで多々ある種類の筋トレを時間をかけてしなくても、時短でかつ効率よく全身を鍛えられます。
ウエイトリフティングとの違い
ウエイトリフティングとの違いは、大きく2つあります。
・ウエイトリフティングはスナッチとクリーン&ジャーク方法で扱う
・パワーリフティングは3つの方法で重量を持つ
1つ1つ詳しく解説致します。
ウエイトリフティングはスナッチとクリーン&ジャーク方法で扱う
ウエイトリフティングはBIG3の重量では競わず、「スナッチ」「クリーン&ジャーク」の2種類で競います。
- スナッチ:
地面にあるバーベルを一気に頭上に持ち上げる競技です。 - クリーン&ジャーク:
第一動作でバーベルを肩まで持ち、第二動作で頭上まで持ち上げる競技です。
単純な筋肉の強さの他にも「バランス」や「タイミング」などバーベルを持ち上げる技術が必要な競技になります。
パワーリフティングは3つの方法で重量を持つ
前述致しましたが、「スクワット」「ベンチプレス」「デッドリフト」の3つの種目でバーベルを持ち上げます。
パワーリフティングは筋力を最も必要とされており、ウエイトリフティングのような技術と比べてシンプルな筋力がメインとなり、競い合う競技です。
パワーリフティングの効果
パワーリフティングの効果として、大きく2つ期待できます。
・筋肥大および筋力の向上
・基礎代謝の向上
1つ1つ詳しく解説していきます。
筋肥大および筋力の向上
パワーリフティングは高重量を扱う為、繰り返しトレーニングすることで結果的に筋肥大につながります。
BIG3は大きい筋肉の稼働が非常に高い種目ですので、筋力向上に最も効果的なのです。
更に、短時間でトレーニングを終えることで筋肉の分解も最低限に抑えられる為、筋肥大に絶大な効果を発揮します。
◆【必見】筋肥大の成功法。プロのパーソナルトレーナー筋肥大のコツ
基礎代謝の向上
BIG3は大きな筋肉を動員するので全体の血流量が増加し、基礎代謝の向上に期待できます。
また、代謝が上がることで筋肉を効率よく動かし、全身が活性化されます。
ダイエットの為に腹筋を頑張るより、実はパワーリフティングの方が効果がある場合もあります。※詳細については別の記事にてご紹介しております。
◆筋トレで痩せる仕組みとは!【プロのトレーナー解説】
パワーリフティングの注意点
パワーリフティングの注意点の最も重要なポイントとして「怪我」に注意が必要です。
高重量を扱いますので、正しいフォームを身につけないとケガにつながり、最悪の場合は思わぬ事故にも繋がってしまいます。
例えば、ベンチプレスで力を入れたときに脇が開いてしまい、肩関節に負荷がかかって痛めてしまうと慢性的な痛みで完治が難しくなります。
3種目全てに該当しますが、高重量を扱うことや、体にバーベルを落としてしまうと、恐ろしい事故につながります。
怪我を予防するために、リストラップや基本となるウォーミングアップとストレッチは必ず行うようにしましょう。
関節に負荷が掛からないように、まずは正しいフォームを身につけてから重量更新を目指すことが重要です。
◆筋トレでよくある怪我の予防と対策について【プロのトレーナー解説】
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、パワーリフティングとは!ウエイトリフティングとの違いや効果について詳しく解説致しました。
まとめると、下記のとおりです。
- パワーリフティングは「スクワット」「ベンチプレス」「デッドリフト」の3つの種目で挙げる事のできるウエイトの総重量で勝敗を決める競技となります。
- ウエイトリフティングはBIG3の重量では競わず、「スナッチ」「クリーン&ジャーク」の2種類で競います。
パワーリフティングでは全身の筋肉を鍛えることができますので、部位ごとにダンベルやマシンで多々ある種類の筋トレを時間をかけてしなくても、時短でかつ効率よく全身を鍛えられます。
また、パワーリフティングの注意点の最も重要なポイントとして「怪我」に注意が必要です。
怪我を予防するために、基本となるウォーミングアップとストレッチは必ず行うようにし、関節に負荷が掛からないように、まずは正しいフォームを身につけてから重量更新を目指すことが重要です。
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