ボウリングの消費カロリーや脂肪燃焼効果について、皆さんはご存知でしょうか?
友人などの集まりでボウリングをする方や、飲み会の2次会でボウリングをする方など、競技としてだけではなくアミューズメントの1つとして、身近に取り組める運動ですので、非常に認知度も高く有名なスポーツです。
そんなボウリングですが、1ゲームあたりの消費カロリーはどの程度なのでしょうか?
また、脂肪燃焼効果は期待できるのでしょうか?
なので今回は、ボウリングの消費カロリーとは!脂肪燃焼効果はあるのか?プロトレーナーが解説します!
ボウリングの消費カロリーとは!脂肪燃焼効果はあるのか?プロトレーナーが解説!
ボウリングの消費カロリーとは?
ボウリング1ゲームあたりの消費カロリーは、約50kcalと言われています。
※1ゲームにかかる時間は一人当たり10〜15分程度で計算。
性別や年齢、体格などによって誤差はありますが、平均するとこれくらいの消費カロリーとなります。
例えば、体重60kgの男性が他の運動などで50kcal消費するには以下の時間が必要になります。
・ウォーキング(少し早めのスピード)15分で約47kcal ・自転車(普通のスピード)15分で約55kcal ・クロール(ゆっくりのスピード)6〜7分で約50kcal 参考:消費カロリーの計算 - 高精度計算サイト
ボウリングは多くて2回連続で投げてから、次の方が投げるまでの間は休憩することができ、消費カロリーは多くないように思われがちですが、1ゲームのトータルでみると意外と消費カロリーがあることがわかります。
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ボウリングは脂肪燃焼効果があるのか?
結論からいいます。ボウリングは脂肪燃焼効果があると言えます。
ですが、気分転換としては良いですが、ダイエットを効率よく行うためにはサイクリングやランニングが最も効率が良いと言えます。
1ゲームあたり50kcalの消費カロリーですので、ダイエットを目的として5ゲーム行った場合、250kcalの消費カロリーとなります。
ボウリングは1回の投球動作で上半身、下半身両方の筋肉を複数稼働させて行う運動ですので、1回の投球時間は短いですが、ゲーム数を重ねることで有酸素運動と同じような効果が得られると考えられます。
ですので、ダイエットを目的としてボウリングを行う場合、脂肪燃焼効果を得たいのであれば最低でも5ゲームは行うようにしましょう。(50kcal×5ゲーム=250kcal。おにぎり1個分程度の消費量)。
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ボウリングの消費エネルギーの算出方法
ボウリングの消費エネルギーの算出方法として、一般的な消費カロリーの算出方法をもとに解説致します。
消費カロリー(kcal)=METs× 体重(kg) × 1.05
※METsとは代謝当量(Metabolic Equivalents)の略で、1時間あたりの運動の強さを表しています。
人が安静にしている状態での消費カロリーを「1MET」としており、「ウォーキング2〜3METs」「ジョギング7.0METs」「ランニング9〜11METs」となっています。
ボウリングは3.0METsとなっていて、バレーボールや社交ダンス、ピラティスなどと同等の運動強度と定められています。
つまり、体重60kgの人が60分ボウリングを行う場合の消費カロリーの計算式は、以下のようになります。
3.0METs × 60kg × 1時間 × 1.05 = 189kcal
ダイエットの大原則として、「消費カロリー>摂取カロリー」が重要となりますので、消費カロリーを計算するためにも、上記の計算式を覚えておくと便利です。
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ボウリングのメリット
ダイエットにおけるボウリングのメリットとして、大きく3つご紹介致します。
・有酸素運動の代わりになる
・ストレス発散
・体への負担が少ない
1つ1つ詳しく解説致します。
有酸素運動の代わりになる
ボウリングは有酸素運動の代わりになる運動の一つです。
1時間あたりの消費カロリーがウォーキングと同程度であることから、有酸素運動の代わりとして行うことができ、脂肪燃焼効果やダイエット効果に期待ができます。
また、ボウリングはウォーキングなどと比べて複数人で行うことが多いため、楽しくストレスを感じづらく行うことが出来ます。
ウォーキングを30分続けるのが苦痛と感じる人が多いとおもいますが、ボウリングであれば比較的楽に行うことができると思いますのでオススメです。
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ストレス発散
ボウリングは有酸素運動効果を得ながら、ストレス発散にも繋がります。
ダイエットにおいてストレスは避けるべき要因の一つであり、ストレスを感じていると睡眠の質低下や臓器の機能低下などにも繋がります。
私たちがストレスを受けた時、副腎から「ストレスホルモン」が分泌され、血流に乗って全身の臓器に運ばれます。ストレスホルモンが心臓に運ばれると、心拍数が増えます。またストレスホルモンは、「自律神経(交感神経)」の活動も活発にし、血管を締め上げ、血圧を上昇させます。
引用: 脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすストレスの原因やチェック法 | NHK健康チャンネル
人体が最も変化するタイミングは睡眠中ですので、より深い睡眠を長い時間取ることが非常に重要です。
また、臓器の機能が低下すると、基礎代謝が落ちて痩せにくい身体になるだけでなく、ホルモンの分泌が正常に行われなくなり、痩せにくくなったり、健康に悪影響がでたりする可能性があります。
そこで、ボウリングによって達成感や爽快感を得ることでストレス発散をすることが出来ます。
体への負担が少ない
ボウリングは多くても2回投げたら休憩することができるため、体への負担が比較的少ないという特徴もあります。
例えば、ウォーキングの場合は20〜30分継続して行うため、膝や股関節などに痛みがあると続けて動くことが難しくなります。
ですが、ボウリングは投げた後のインターバルがありますので、関節への負担は少なくなります。
休憩を挟みながらゲーム数を重ねていけば有酸素運動と同等の消費カロリーを得ることができるので、比較的安全に継続して行うことができます。
球の重さも自分の筋力に合わせて変えることができるので、無理なく行うことができるもの良い点です。
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ボウリングのデメリット
ボウリングのデメリットとして、大きく2つご紹介致します。
・お金がかかる
・手軽に行うことが難しい
1つ1つ詳しく解説致します。
お金がかかる
ボウリングを行うには、お金がかかってしまうことが一つ目のデメリットです。
ウォーキングなどは、お金をかけずに手軽に行うことができますが、ボウリングをする場合はボウリング場に行く必要があります。
ボウリングができる有名な店舗として「ラウンドワン」がありますが、「1ゲーム760円~」でシューズ代が350円ほどかかりますので、「1ゲーム1000円」「5ゲーム4150円」とコストがかかります。
参照: 【ラウンドワン】ボウリングの料金案内
そのため、経済的に余裕がある方は良いですが、費用を掛けたくない方は別の方法(ランニングやウォーキング)などにするなど模索することをお勧めします。
手軽に行うことが難しい
ダイエットを目的としてボウリングを行う場合、手軽に行うことが難しいです。
ウォーキングやジョギング、サイクリングなどは、場所を選ばずに行うことができますが、ボウリングはボウリング場に行く必要があり、お金も発生することから手軽に行うことが難しくなります。
運動は継続して行う必要がありますので、ボウリングでは継続して行うことが難しいと思いますので、手軽にできないのはデメリットと言えます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、ボウリングの消費カロリーとは!脂肪燃焼効果はあるのか?プロトレーナーが解説しました。
改めて結論ですが、ボウリング1ゲームあたりの消費カロリーは、約50kcalと言われており、ボウリングは脂肪燃焼効果があると言えます。
これは他の有酸素運動と比べても同じくらいの消費カロリーがありますので、ボウリングはストレス発散にもなるため、一石二鳥の効果が得られます。
1ゲームあたり約50kcalの消費カロリーがあるため、5ゲーム以上行えば、おにぎり1個分程度のカロリーを消費することができますので、積み重ねることで有酸素運動と同じような効果が得られ、脂肪燃焼にも繋がります。
しかし、ボウリングはコストがかかったり、ボウリング場に行かなければならなかったりと、毎日のようにコンスタントに継続することが難しいというデメリットもあります。
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ダイエットは、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを取ることが大切であり、毎日をアンダーカロリー(摂取カロリー<消費カロリー)で終えられるように、摂取カロリーと消費カロリーをうまくコントロールすることで、脂肪燃焼が行われるようになります。
なので、是非当記事を参考に頂き、ボウリングをダイエットの手段の1つとして活用頂ければと思います。
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