皆さんは、「MAGグリップ」というアタッチメントについてご存知でしょうか?
最近では多くの店舗で導入されるようになっており、背中のトレーニングに欠かせないアイテムとなっています。

一時は大流行し、多くの店舗で見かける機会が増えたと思いますが、よく下記のようなお問い合わせを頂きます。
「全部で7種類あるけど、それぞれがどんな効果があるのか?」
「形によって何が違うのか?」
MAGグリップに対して、様々な疑問があると思います。
なので今回は、MAGグリップのそれぞれの効果とは!全種類について徹底解説します!
MAGグリップのそれぞれの効果とは!全種類について徹底解説!

MAGグリップとは
MAGグリップはアメリカで作られているグリップで、主にラットプルダウンのアタッチメントとして使用します。
MAGグリップとは、「Maximum Advantage Grip」の略で、直訳すると「最上級のグリップ」と言う意味になります。

滑りにくい素材を使用することで、名前のとおり、最上級の非常に使いやすいグリップになっています。
先述したとおり、MAGグリップは主にラットプルダウンのアタッチメントとして使用します。
ラットプルダウンを使ってトレーニングをする中でよくあるのが、握力を使ってしまい腕が疲れたり効果的に背中を鍛えられなかったりするという問題です。
しかし、MAGグリップは滑りにくくなっているため余分な握力を使わずに、背中のトレーニングの効果を高めることができるのです。
なので、MAGグリップは背中のトレーニングが苦手な方や、トレーニングの効果を高めたい方にピッタリのアタッチメントです。
◆筋トレ初心者は道具を買おう!効率よく鍛える裏技?プロのトレーナーが教えます。
MAGグリップのそれぞれの効果

MAGグリップは全部で7種類あり、それぞれで効果が異なっています。
・ナローパラレル ・ナローオーバー ・ナローアンダー ・ミディアムパラレル ・ミディアムオーバー ・ミディアムアンダー ・ワイドグリップ
「ナローパラレル」「ナローオーバー」「ナローアンダー」の3種類は、手幅が狭いグリップとなっています。
「ミディアムパラレル」「ミディアムオーバー」「ミディアムアンダー」の3種類は、ナローの3種類と比べると手幅が少し広くなっています。
そして、「ワイドグリップ」は名前のとおり手幅が広いグリップで、肩幅の2倍程度の幅となっています。
1つ1つ細かく解説していきます。
ナローパラレル

ナローパラレルがよく効果を発揮するのは、広背筋や大円筋、上腕二頭筋です。
このグリップは、握ると手のひらが向かい合わせになるような形になっています。
手幅が狭いため、背中の厚みを出すトレーニングとして用いられます。
ナローオーバー

ナローオーバーを使用することで、広背筋上部、大円筋や上腕二頭筋を効率よく鍛えることができます。
ナローパラレルとほぼ同じ部位に思えますが、ナローオーバーを握ると、手の甲が自分の方に向きますので、背中の上部に効きやすくなっています。
ナローアンダー

ナローアンダーは、広背筋と上腕二頭筋に効果があります。
こちらのグリップは、ナローオーバーとは反対に、握ると手のひらが自分の方に向く形をしています。
そのため、上腕二頭筋や広背筋下部に刺激が行きやすくなります。
ミディアムパラレル

ミディアムパラレルは、広背筋上部や中部、大円筋に効果的です。
手幅が通常のラットプルダウンと同じですので、広背筋や大円筋をメインで鍛えたい時にピッタリです。
ミディアムオーバー

ミディアムオーバーが効果を発揮するのは、広背筋上部と僧帽筋の2箇所です。
こちらも大円筋などの背中の広がり、厚みを出すトレーニングとして多く用いられます。
ミディアムアンダー

ミディアムアンダーは、広背筋の中部から下部にかけてを重点的に鍛えるのに向いています。
アンダーグリップなので背中下部に刺激が行きやすいのが特徴です。
ワイドグリップ

ワイドグリップが効果を発揮するのは、広背筋上部や大円筋、僧帽筋などです。
手幅がかなり広いため、大円筋などの背中の広がりやを鍛えたい時にはおすすめのグリップです。
注意点

MAGグリップ使用時の注意点としては、大きく2つです。
・鍛えたい部位に合わせたグリップを選ぶ
・グリップの効果には個人差がある
詳しく解説していきます。
鍛えたい部位に合わせたグリップを選ぶ
MAGグリップは、種類によってそれぞれ効果を発揮する部位が異なっています。
そのため、トレーニングの際は鍛えたい筋肉に合わせてMAGグリップを選ぶようにするのがコツです。
例えば、上腕二頭筋を鍛えたい時に、大円筋や僧帽筋などといった背中の外側を鍛えるのに効果的なワイドグリップを使っても、期待した効果を得ることはできません。

そのため、自分が鍛えたい部位とグリップが効果を発揮する部位が一致していることしっかりと確認しておきましょう。
グリップの効果には個人差がある
MAGグリップのそれぞれの効果には個人差があり、先述した効果が全ての人に当てはまるわけではありません。
例えば、腕の長さや関節の可動域、グリップを引くときの位置などといったさまざまな条件によって効果が感じられる部位が異なってきます。
なので、グリップを選ぶときには実際に使ってみて確認することがおすすめです。
◆パワーグリップの効果とは!選び方や使い方などプロのトレーナーが解説します!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、MAGグリップのそれぞれの効果とは!全種類について徹底解説しました。
まとめると下記の通りです。
・MAGグリップはアメリカのメーカーが作っており、ラットプルダウンのアタッチメントとして使用することで背中のトレーニングの効果を高めてくれます。 ・ナローの3種類は、主に広背筋上部や上腕二頭筋、ミディアムの3種類は広背筋上部や中部・僧帽筋を鍛えるのにおすすめです。また、ワイドグリップは大円筋や僧帽筋など背中の外側を鍛えるのに効果があります。 ・MAGグリップを使用するときの注意点として、鍛えたい部位に合わせてグリップを選ぶこととグリップの効果には個人差があることが挙げられます。
最近では、筋トレに特化したジムであればMAGグリップを置いてあるところも増えています。
ラットプルダウンを使う際に腕が疲れたり背中に効いていない感じがする、という方はぜひMAGグリップを使ってみてください!
最後に、筋肉を付ける方法やバルクアップについての知識や考え、経験などの全てをご紹介すると、あまりにも長すぎるため、基礎的な要点をお伝えしました。
noteでは、
「具体的な食事の頻度、メニュー内容、意識している事」
「筋トレの具体的メニュー、トレーニング理論、部位分けや重量設定など」
「体のケアの具体的方法、心掛けていること」
などなど、より詳細なところまでご紹介しています。
以下リンクです。
このnoteは、バルクアップ・増量や筋力アップを成功させて欲しい思いにこだわっております。
ですので、ダイエットを目的としている方、細身になりたい方は購入しないでください。
「筋肉を付けたい」「食べても体重が増えない方」「デカくなりたい方」「力強くなりたい方」等の方には必ず有益です。
コメント