筋トレの効果をパイナップルが向上させる理由や栄養、その効果について皆さんはご存知でしょうか?
コンビニなどでも販売されており、入手も簡単なパイナップルですが、実は筋トレの効果を向上させる働きがあるのです。
ですが、具体的にどのような栄養や効果があるのでしょうか?
おすすめの摂取量はどの程度なのか?
なので今回は、筋トレの効果をパイナップルが向上させる?栄養や効果について分かりやすく解説します!
筋トレの効果をパイナップルが向上させる?栄養や効果について分かりやすく解説!
パイナップルの筋トレ効果
パイナップルの筋トレ効果を高める理由として、大きく3つご紹介致します。
・抗酸化作用
・たんぱく質の消化、吸収の促進
・糖質代謝の促進
1つ1つ詳しく解説していきます。
抗酸化作用
パイナップルに含まれるビタミンCには、活性酸素からカラダを守ってくれる抗酸化作用があります。
筋トレすると活性酸素が増え、カラダの細胞にダメージを与え、「老化」「がん」「生活習慣病」を発症する要因になるといわれています。
さらにビタミンCは、コラーゲン合成に大きくかかわっており、アンチエイジングのためにも、また健康的にトレーニングしていくためにも、大変重要な成分です。
◆七大栄養素について!令和の栄養学【ファイトケミカルの働き】
たんぱく質の消化、吸収の促進
筋トレに欠かせない栄養素と言えばたんぱく質ですが、そのたんぱく質の消化・吸収をパイナップルはサポートしてくれます。
パイナップルには「ビタミンB6」、「マンガン」、「ブロメライン」が含まれており様々な効果があります。
◆筋トレにたんぱく質は「不要」?良い影響や悪影響、効果について。
〇ビタミンB6
ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解・合成するのを助け、筋肉をつくるサポートをします。
〇マンガン
マンガンは、たんぱく質の吸収を促す酵素の働きを活性化させ、筋肉の収縮をスムーズにする働きのある、カルシウムの吸収もサポートします。
たんぱく質の吸収を促す酵素を活性化させるので、たんぱく質の代謝に繋がりカルシウムの吸収アップをサポートする働きがあります。※カルシウムは骨を作るだけでなく、筋肉の収縮をスムーズに動かす為の大切な成分です。
〇ブロメライン
ブロメラインはたんぱく質の分解を促し、胃液の分泌を活発にし消化吸収を促進してくれます。
ただし、ブロメラインは加熱されると効果がなくなってしまうので、60℃以下で食べなければ、ブロメラインの効果を受けることができません。
糖質代謝の促進
ビタミンB1は、糖質代謝の促進をしますので筋トレ時のエネルギー効率を高めるだけでなく、糖質を摂取した際に脂肪になりにくくしてくれます。
摂取した糖質を体内でエネルギーに変えることをサポートしてくれるため、筋トレ中のパワーダウンを抑えるだけでなく、筋トレ後の疲労抑制にも効果が期待できます。
また、糖質を脂肪になりにくくしてくれるので、ダイエットをしている方にもおすすめです。
パイナップルの栄養成分
パイナップル100g当たりの栄養成分について下記にまとめました。
食品成分 | パインアップル(生) | パインアップル(缶詰) |
エネルギー | 54kcal | 76kcal |
水分 | 85.2g | 78.9g |
たんぱく質 | 0.6g | 0.4g |
脂質 | 0.1g | 0.1g |
炭水化物 | 13.7g | 20.3g |
灰分 | 0.4g | 0.3g |
食塩相当量 | 0g | 0g |
GI値が低い果物が多いですが、パイナップルはGI値が高めですので、パイナップルを食べる際は数回にわけて食べる、よく噛んで食べるといった工夫をするといいでしょう。
パイナップルのおすすめの摂取量
パイナップルのおすすめの摂取量として、1日200g(※)を目安にするといいでしょう。
(※)厚生労働省が定める「健康日本21」によると、健康増進のためには1日200gの果物を食べることを推奨しています。
パイナップルを食べるタイミングとして、朝や昼といった活動量が多くなる時間帯に食べることがおすすめです。
また、缶詰のパイナップルには注意が必要で、缶詰のパイナップルは製造する過程で加熱処理されているので、「ブロメライン」の効果を受けることができません。
さらに、シロップに漬けてあることが多く生のパイナップルよりもカロリーが高くなってしまいます。
パイナップルに含まれるビタミンCは酸化しやすいため、生でパイナップルを食べる際は、切ってすぐに食べるようにしましょう。
◆筋トレに最適な果物とは!おすすめのフルーツについてトレーナーが解説致します!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、筋トレの効果をパイナップルが向上させる?栄養や効果について分かりやすく解説しました。
パイナップルには、以下の筋トレ効果が期待できます。。
・抗酸化作用:ビタミンCに抗酸化作用がある
・たんぱく質の消化、吸収の促進:ビタミンB6、マンガン、ブロメラインにたんぱく質の消化、吸収をサポートする働き。
・糖質代謝の促進:ビタミンB1が、糖質代謝を促進。
また、パイナップルの1日の摂取目安は、200gを目安にしましょう。
缶詰のパイナップルは加熱処理されているのでブロメラインの効果を受けることができないだけでなく、シロップに漬けてあるのでカロリーが生のパイナップルに比べると高くなりますので注意が必要です。
生でパイナップルを食べる際は、ビタミンCの酸化を防ぐために切ったらすぐに食べるようにしましょう。
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