にんにくがスタミナ食材であることは、皆さんはご存知でしょうか?
にんにくは、疲労回復効果や抗酸化作用によって血液をサラサラにするなど、元気の源として代表する食材です。
そんなにんにくですが、どんな栄養成分が含まれているのでしょうか?
また、にんにくと筋肉との相性は良いのでしょうか?
なので今回は、にんにくがスタミナ食材である理由とは!筋トレとの相性や効果について、プロトレーナーが解説します!
にんにくがスタミナ食材である理由とは!筋トレとの相性や効果について、プロトレーナーが解説します!
にんにくがスタミナ食材である理由とは?
結論から言います。にんにくがスタミナ食材である理由は、疲労回復効果を促す「アリシン」と筋トレでタンパク質を吸収するために必要不可欠な「ビタミン」が豊富に含まれているからです。
他にも、肌荒れを予防するカロテンや歯や骨を作るのに欠かせないリンなどの栄養素がたっぷりに含まれています。
にんにくを食べた後に体温が上昇したり、元気づいたりする要因はアリシンです。アリシンには、血液をサラサラにする効果があり、血糖値や血圧を改善したい方にとってオススメの食べ物といっても良いでしょう。
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にんにくの栄養成分
にんにく100gあたりの栄養成分を詳しくみていきましょう。
にんにく100gあたりの栄養成分
参照:01.一般成分表-無機質-ビタミン類
カロリー:129kcal
たんぱく質:6.4g
脂質:0.9g
炭水化物:27.5g
ナトリウム:8mg
カリウム:510mg
カルシウム:14mg
マグネシウム:24mg
リン:160mg
鉄:0.8mg
ビタミンB1:0.19mg
ビタミンB2:0.07mg
ビタミンB6:1.53mg
ビタミンC:12mg
にんにく100gには、カリウムやリン、ビタミンが豊富に含まれております。
特にビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6は筋トレを効率よく行うために欠かせない栄養素となりますので、にんにくは筋トレを行う方にとって欠かせない食材といっても過言ではありません。
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にんにくが筋肉との相性が良い理由
にんにくが筋肉との相性が良い理由として、3つご紹介致します。
・代謝がよくなる ・疲労回復効果 ・免疫力の増強
1つ1つ詳しく解説していきます。
代謝が良くなる
にんにくは、滋養強壮効果のアリシンによって代謝を良くする働きを促進します。
アリシンはにんにくの独特の刺激的な香りの元です。アリシンはビタミンB1と相性が良く、エネルギーを一定に保つ効果があることから、効率的に筋トレを行うことができます。
また、にんにくとビタミンB1とたんぱく質を組み合わせた料理を食べることで、筋トレの効果が大幅に上がります。代謝が良くないと感じている方は、にんにくを食べて代謝を上げるのも良いかもしれません。
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疲労回復効果
にんにくにはビタミンB1が多く含まれており、アリシンと結合すると疲労回復効果をもたらします。
ビタミンB1が不足すると、疲れが溜まりやすくなります。にんにくを食べるとスタミナがついたり、疲れが取れやすかったりするのは、アリシンがビタミンB1の吸収をサポートする役割を果たすからです。
ビタミンB1は水に溶けやすいこともあり、汁物と一緒に食べることで溜まった疲れを取りやすくなるのでオススメです。
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免疫力の増強
アリシンは、ウイルスに対抗するための抗酸化作用が働き、免疫力の増強効果が期待できます。
抗酸化作用は体内を錆びないように、活性酸素の働きを抑える働きです。ストレスやタバコ、お酒などが活性酸素を増やす原因で、毒性のある活性酸素を無毒化するのが抗酸化作用の役割となります。
また、にんにくは体を温める効果があり、風邪を引く原因となるウイルスを抗酸化作用によって菌を除去することが可能です。
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にんにくの効果的な摂取方法
にんにくんを効果的に摂取する方法を2つご紹介致します。
・生で食べる ・油で炒める
1つ1つ詳しく解説していきます。
生で食べる
アリシンを最大限に摂取したい方はにんにくを生で食べることをオススメします。
生で食べる場合、にんにく特有の臭いや辛さが強いので、生で食べるのが苦手な方は油で炒めるほうがおいしくいただけます。
にんにくを加熱するよりも、生で食べるほうがアリシンを多く摂取することができます。にんにくを細かく切ったり、すりおろしたり、様々な食べ方がありますので、自分にとって食べやすい方法で摂取していきましょう。
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油で炒める
加熱することによって、アリシンは分解されてしまいますが、油でにんにくを炒めると、生で食べると同じくらいのアリシンを摂取することができます。
加熱したにんにくは痛みやすいため、冷蔵で保存することを忘れないように注意してください。
アリシンを分解しないためにも、油でにんにくを先にコーティングする必要があります。煮込み料理を作る場合は、先に油でにんにくを炒めてから煮込むことで効果的にアリシンを摂取することが可能です。
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にんにくを食べるときの注意点
にんにくを食べるときに注意すべき点を2つご紹介致します。
・食べ過ぎると体に支障をきたす ・食後の口臭に注意
1つ1つ詳しく解説していきます。
食べ過ぎると体に支障をきたす
にんにくを食べると筋トレや健康などメリットが多そうに見えますが、にんにくを食べ過ぎると体に支障をきたすリスクが上がります。
にんにくを食べ過ぎると、胃に負担がかかり、下痢や腹痛で苦しむ可能性があります。アリシンは刺激の強い成分であることから、過剰に摂取してしまうと胃が荒れる危険性が高まりますので注意が必要です。
生で食べる場合は1日1片、油で炒める場合は1日3片で十分です。それ以上にんにくを食べてしまうと、体に悪影響を及ぼしますので気をつけてくださいね。
食後の口臭に注意
にんにくを食べた後は、口の中の臭いが残ってしまうため、臭いが気になる方は口臭対策をする必要があります。
お茶や牛乳、りんごジュースは、にんにく臭を抑えることが可能なのでオススメです。また、食後に歯磨きを行うことで、口臭ケアにもつながります。
他にも、にんにくの臭いの元となる芽を取ることで、食べた後の臭いを抑えることができます。食べた後の口臭が気になる方は、飲み物を飲んだり、にんにくの芽を取るなどの工夫をしてみましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、にんにくがスタミナ食材である理由とは!筋トレとの相性や効果について解説しました。
にんにくに含まれるアリシンは、代謝の向上や疲労回復効果の源であることがお分かりいただけたかと思います。スタミナ食材である理由は、筋トレに欠かせないビタミンが豊富に含まれ、効率よく筋トレが行うことが可能だからです。
にんにくは免疫力を向上させる働きがあるため、体調を崩しにくく、健康的な体を維持する要因にも繋がります。
にんにくの量を必要以上に摂取すると、胃が荒れたり、下痢や腹痛の原因となってしまうので、1日1片を目安に摂取するように心掛けてください。
にんにくは様々な料理との相性が良く、ビタミンB1とアリシンが結合すると、代謝を上げたり溜まった疲労を取ったりすることが可能なスタミナ食材です。
▼匂いが気になる方は「無臭ニンニク」がオススメです!
にんにくの量を適切に守ったうえで、ビタミンが取れる料理とにんにくを組み合わせて効率よく筋トレに励んでいきましょう。
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