菓子パンが太ると言われる理由や、ダイエット中に食べても良いのか、プロトレーナーがご紹介致します!
菓子パンといえば、あんぱんやクロワッサン、クリームパン、コッペパンなど、コンビニやスーパーに置いてある商品で、美味しい上に、手軽に食べることができ、価格もリーズナブルなことから、子供から大人まで人気のある食べ物です。
そんな菓子パンですが、カロリーが高く、太りやすい食べ物の一つと言われており、皆さんも菓子パンはダイエットに不向きであったり、太るというイメージがあると思います。
なので今回は、菓子パンが太ると言われる理由とは!ダイエット中に食べても良いのか?トレーナーが徹底解説します!
菓子パンが太ると言われる理由とは!ダイエット中に食べても良いのか?トレーナーが徹底解説します!
菓子パンが太る理由5選
菓子パンが太る理由として、大きく5つあります。
・高カロリー
・高脂質
・GI値が高い
・腹持ちが悪い
・栄養バランスの悪さ
今回は、5つの視点で解説していきます!
高カロリー
菓子パンは、基本的に高カロリーな商品です。
代表的な菓子パンのカロリーを見てみると、一目瞭然だと思います。
「ヤマザキ コッペパン つぶあん&マーガリン」:511kcal 「ヤマザキ おいしさ宣言 ホワイトデニッシュショコラ」:426kcal 「ヤマザキ 北海道チーズ蒸しケーキ」:316kcal 「ヤマザキ 薄皮クリームパン5個入り」:485kcal
おにぎりのカロリーは1個当たり150〜300kcal程度がほとんどであるため、菓子パンは圧倒的に高カロリーです。
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高脂質
菓子パンは非常に高脂質な食品であり、高カロリーな原因の一つでもあります。
「ヤマザキ コッペパン つぶあん&マーガリン」:脂質20.3g 「ヤマザキ おいしさ宣言 ホワイトデニッシュショコラ」:脂質27.8g 「ヤマザキ 北海道チーズ蒸しケーキ」:脂質12.5g 「ヤマザキ 薄皮クリームパン5個入り」:脂質16.5g
菓子パンというと糖質が多いものをイメージする人が多いと思いますが、チョコや生クリームといった脂質が多く含まれているものを使ったものが多いことが高脂質である理由でもあります。
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GI値が高い
菓子パンは、チョコや生クリームなどの砂糖を使用している商品が多いため、GI値が非常に高いです。
GI値(グリセミック・インデックス値)とは、ある食材を食べた後の血糖値の上昇度合いを数値化したもので、最も血糖値を上昇させるブドウ糖を100(基準)として、比較され数値化されます。
GI値が高い食材を食べると血糖値が急上昇、GI値が低い食材を食べると血糖値は緩やかに上昇していきます。
血糖値が急上昇することにより、細胞内に栄養を運ぶインスリンの活動が活発化、糖質やたんぱく質を細胞に運んでくれますが、同時に脂肪も運んでしまうため、脂肪蓄積の原因となります。
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腹持ちが悪い
菓子パンは、非常に腹持ちの悪い商品です。
食べた直後は血糖値の急上昇により満腹感を感じますが、消化吸収される時間が早く、血糖値の急上昇後に急下降することにより、余計に空腹を感じやすくなります。
高カロリーにも関わらず、すぐにお腹が空いてしまうため、カロリーの過剰摂取につながってしまうことから太りやすい原因とされています。
栄養バランスの悪さ
菓子パンは、たんぱく質やビタミン・ミネラルの含有量が少なく、非常に栄養バランスが悪い食品です。
偏った栄養バランスは、栄養の消化吸収にも悪影響を及ぼすうえ、健康を阻害することも考えられます。また、脂肪蓄積に強い相関関係を持つ脂質が多いというのは、太りやすい原因に直結しますので注意が必要です。
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菓子パンの栄養成分
代表的な菓子パンの栄養成分になります。
【ヤマザキ コッペパン つぶあん&マーガリン】
エネルギー:485kcal
たんぱく質:10.9g
脂質:20.3g
炭水化物:64.7g
食塩相当量:0.9g
飽和脂肪酸:7.6g
【ヤマザキ おいしさ宣言 ホワイトデニッシュショコラ】
エネルギー:426kcal
たんぱく質:7.0g
脂質:27.8g
炭水化物:36.9g
食塩相当量:0.6g
飽和脂肪酸:12.0g
【ヤマザキ 北海道チーズ蒸しケーキ】
エネルギー:316kcal
たんぱく質:5.6g
脂質:12.5g
炭水化物:45.2g
食塩相当量:0.6g
飽和脂肪酸:2.5g
【ヤマザキ 薄皮クリームパン(5個入り、1個当たり)】
エネルギー:97kcal
たんぱく質:1.8g
脂質:3.5g
炭水化物:14.6g
食塩相当量:0.1g
飽和脂肪酸:1.3g
上記のように、高カロリーな食品ですが、たんぱく質が少なく、脂質と炭水化物のみが高い数値であることが見て取れると思います。
ダイエット中に食べても良いのか
結論から言いますと、ダイエット中に菓子パンを食べることはNGです。
ダイエット中に摂取する食材で注意すべきポイントは、大きく4つです。
・腹持ちがよい(空腹の時間を短くする)
・低カロリー
・GI値の低い食材を摂取(インスリンの変動を緩やかに保つ)
・栄養バランスの悪さ
菓子パンは、高カロリーで腹持ちが悪く、砂糖などを含むため、GI値も非常に高いです。
また、栄養バランス(特にビタミン、ミネラル)も悪いため、健康に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。
ビタミンなどは免疫に関係するため、免疫力が低下し体調を崩してしまうことも考えられます。
なので、ダイエット中に菓子パンを食べるのはおすすめできないのです。
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菓子パンを食べる際の注意点
菓子パンを食べる際の注意点は、大きく2つあります。
・低カロリーを選ぶ
・高たんぱくを選ぶ
1つ1つ詳しく解説していきます。
低カロリーを選ぶ
菓子パンは高カロリーな商品がほとんどですので、比較的カロリーが低い商品を選ぶようにしましょう。
ダイエットをする時のポイントは「消費カロリー>摂取カロリー」が大原則です。
このバランスさえ保つことができれば、基本的に体は痩せる方向に進んでいきますので、摂取カロリーが多くなりすぎないように低カロリーなものを選ぶとよいでしょう。
高たんぱくを選ぶ
菓子パンの中でも、高タンパクな商品を選ぶようにしましょう。
例えば、セブンイレブンなどに置いてある「base bread」はおすすめです。
たんぱく質が27g含まれており、ビタミンなどのその他の栄養素も豊富に含まれていることから、ダイエット時にも食べることができます。
また、ベーグルなども比較的たんぱく質含有量が多く、おすすめのパンの一つです。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、菓子パンが太ると言われる理由とは!ダイエット中に食べても良いのか?トレーナーが徹底解説します!
まとめると、基本的に菓子パンはダイエットにとっては悪影響を及ぼす商品です。
・高カロリー
・高脂質
・GI値が高い
・腹持ちが悪い
・栄養バランスの悪さ
太りやすい原因として、上記のポイントをすべて含んでいる菓子パンはダイエットの大敵といっても過言ではないと思います。
菓子パンを食べる場合は、その日の摂取カロリーを考えた上で、余裕があるようであれば摂取するようにしましょう。
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理想としては、菓子パンを食べなくてもストレスなく、ダイエットを続けられるような食事内容にすることが大切です。
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