階段の上り下りで消費されるカロリーはダイエットや減量に効果的なのか、皆さんはご存知でしょうか?
よくダイエットに、「日常的にエレベーターよりも階段を使った方が良い」なんて聞いたことは無いでしょうか。また、実際に階段を上り下りするランニングマシンもあったりと、ダイエットに向いているとされています。
そんな階段ですが、実際に消費されるカロリーはどの程度なのでしょうか?
また、減量に効果的なのでしょうか?
今回は、そんな階段の上り下りする消費カロリーは?ダイエットや減量に効果的なのか?徹底解説致します。
階段の上り下りする消費カロリーは?ダイエットや減量に効果的なのか?徹底解説!
階段の上り下りする消費カロリー
階段の上り下りで消費するカロリーは、体重50kgの人が10分間行った場合、下記の通りです。
・上り(ゆっくり)…35kcal
・上り(速く)…77kcal
・下り…31kcal
ウォーキング10分間の消費カロリーは26kcal程度ですので、効率的だと言えます。
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消費カロリーの計算方法
消費カロリーは、下記の計算式で求めることができます。
消費カロリー(kcal)=METs × 体重(kg) × 時間 × 1.05
METsとは代謝当量(Metabolic Equivalents)の略で運動の強さを表しています。
階段の上り下りであれば、上り(ゆっくり)4METs、上り(速く)8.8METs、下り3.5METsとなっています。
例えば、パワーヨガは4METs、筋トレも約3.5METsであり、階段の上り下りはそれに匹敵するトレーニングであると言えます。
階段の上り下りはダイエットに効果的?
結論から言うと、階段の上り下りはダイエットに効果的です。
階段の上り下りは消費カロリーが高くダイエットに向いており、ウォーキングやランニングなどと同じ有酸素運動に分類されます。
有酸素運動は、体脂肪を減らしたいという方には必要なトレーニングであり、筋トレなどに比べると負荷が軽いため比較的始めやすいというメリットがあります。
また、階段の上り下りでは下半身の筋肉を多く使用しますので、お尻や脚のシェイプアップにも効果的です。
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階段の上り下りのメリット
階段の上り下りのメリットとして、大きく3つあります。
・消費カロリーが高い ・移動時間にできる ・冷え性の改善
1つ1つ詳しく解説していきます。
消費カロリーが高い
先述した通り、階段の上り下りは消費するカロリーが多いことが特徴です。
特に、階段を素早く上れば「10分間で77kcal」も消費できます。
バナナ1本のカロリーが大体77kcalですので、10分間階段を上るだけでバナナ1本分もカロリーが消費できてしまうのです!
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移動時間にできる
階段の上り下りは場所を選ばずに、普段の移動や通勤などの合間に手軽に行えるトレーニングです。
例えば通勤や通学などの移動時に、エスカレーターやエレベーターではなく階段を使うだけでトレーニングになります。
自宅がマンションやアパートであれば、階段を使う場面も多くありますので、少し意識するだけで普段の生活の中で簡単にトレーニングを始めることができます。
専用のマシンなどが必要なく、何時でも始められる手軽さもメリットの一つと言えます。
冷え性の改善になる
階段の上り下りは、冷え性の改善にも効果が期待できます。
階段の上り下りで下半身の筋肉を鍛えることができるのは、ふくらはぎや太ももの筋肉を多く使用するためです。また、下半身の大きな筋肉を動かすことで、脚から上半身に血液が循環します。
つまり、血流が良くなることで、冷え性が改善されるという仕組みなのです。
筋肉量の少ない女性は冷え性になりがちですので、階段の上り下りは普段運動をしない女性にもピッタリと言えます。
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階段の上り下りの注意点
階段の上り下りの際には、大きく3つの注意点を意識しましょう。
・関節のケガ ・通行人の邪魔とならない ・熱中症
1つ1つ詳しく解説していきます。
関節のケガ
階段の上り下りでは、「関節のケガ」には十分な注意が必要です。
階段の上り下りは、膝の関節に大きな負担を与えます。具体的には、体重の4〜7倍の負荷が膝にかかってくると言われています。
そのため、怪我には注意を払いながら、無理せず自分のペースで始めるようにしましょう。
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通行人の邪魔とならない
通勤や通学の合間にトレーニングをする際は、通行人の邪魔にならないようにしましょう。
階段の上り下りに自宅の階段を使うのであれば気にすることなく何度も往復できますが、マンションなどの他の通行人もいる場合は、通行の邪魔になってしまいます。
例えば、エレベーターやエスカレーターの代わりに階段を使うなどであれば問題ありませんが、トレーニング目的で何度も階段を往復する場合は、人のいない時間や場所を選ぶのがおすすめです。
熱中症
階段の上り下りをトレーニングとして実施する場合は、熱中症にも注意しましょう。
日中に外でトレーニングをする際は、こまめに水分補給をするなどして熱中症対策をする必要があります。また、通勤や通学の合間であれば、スーツや制服を着ていることが多いと思います。
ですが、トレーニングウエアではないため、通気性に優れておらず熱がこもってしまう場合があります。なので、体調に十分に注意して、無理のない範囲でトレーニングをするようにしましょう。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、階段の上り下りする消費カロリーは?ダイエットや減量に効果的なのか?徹底解説しました。
・体重50kg 10分間行った場合:「ゆっくり上れば35kcal」「下る際は31kcal」のカロリーを消費できます。「速いスピードで77kcal」も消費できます。 ・階段の上り下りは、消費カロリーの高さやトレーニングの手軽さからダイエットに最適であると言えます。特に、下半身の筋肉を多く使うため、お尻や脚の引き締めにはもってこいのトレーニングです。 ・関節のケガや熱中症に注意し、通行人の邪魔にならないようにしましょう。 ・専用のマシンが必要なく、日常生活の中でトレーニングができる階段の上り下りは、初心者の方にもおすすめのトレーニングです。
階段の上り下りトレーニングでは、冷え性の改善にも期待ができますので、是非エレベーターやエスカレーターを使う際は、意識的に階段に切り替えるようにしてみましょう。
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