空手の消費カロリーや、ダイエット・減量への効果について、皆さんはご存知でしょうか?
そもそも空手とは、格闘技の1つとして流行しており、現在の日本では授業や塾などでも指導しているところもある1つの武術です。
幼いころ空手を習っていた方や、今でも空手を続けている方など、国内約300万人の競技人口があると言われているメジャーと呼べるスポーツでもあります。
そんな空手ですが、他の運動と比べてどのような消費カロリーなのでしょうか?
また、ダイエットや減量に効果的なのでしょうか?
なので今回は、空手の消費カロリーとは!ダイエットや減量に効果的なのか?徹底解説します!
空手の消費カロリーとは!ダイエットや減量に効果的なのか?徹底解説!
空手の消費カロリーとは?
空手の消費カロリーは、1時間当たり約649kcalであるとされています。
※これは体重60kgの男性が1時間空手を行った際に消費されるカロリーの数値です。
他のスポーツや運動の消費カロリーと比べてみましょう。
・ヨガ 158kcal(2.5METs) ・バレーボール 252kcal (4.0METs) ・野球 378kcal(6.0METs) ・サッカー 441kcal(7.0METs) ・ラグビー 523kcal(8.3METs) 参照:バレーボールの消費カロリーの計算 - 高精度計算サイト
さまざまなスポーツや運動と比較してみると、空手がいかに消費カロリーが多い競技であるかがわかると思います。
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空手はダイエットや減量に効果的?
結論から言います。空手はダイエットや減量に非常に効果がある運動の一つであると言えます。
これは、シンプルに前述致しました「1時間あたりの消費カロリーの多さ」が理由です。
例えば、ダイエットというと有酸素運動が挙げられると思いますが、ウォーキング1時間あたりの消費カロリーは、約271kcalです。
空手の内容にもよりますが、有酸素運動よりも消費カロリーが高いことが分かると思います。
より短時間で、より多くの消費カロリーを稼ぐことができる空手は、ダイエットにおいても効果的な運動の1つと言えるでしょう。
◆ボクシングの消費カロリーは?ダイエットに効果的なのか?プロトレーナーが教えます!
空手の消費カロリーの算出方法
運動による消費カロリーを算出するには、基本的にMETs(メッツ)を使用して割り出します。
※METsとは、人が静かに座っている状態を1METsとして、他の活動の強度を相対的な数値で示したものになります。
運動による消費カロリーは「METs × 時間(h) × 体重(kg)× 1.05」の式で求めることができます。
空手は10.3METsというかなり高い値になっており、体重60kgの人が1時間続けた場合の計算式は下記の通りです。
「10.3METs × 1h × 60kg × 1.05 =649kcal(正確には648.9kcal)」
1時間でおにぎり3個分ほどの消費カロリーとなるため、空手はダイエットや減量に向いていると考えて良いでしょう。
ただし、この数値は性別や年齢、実際に行う空手の種類、その時の空手の練習メニューなどによって、数値が上下動するため、あくまでも目安としてみてもらえると良いでしょう。
空手のメリット
ダイエットの1つの手段として、空手を取り入れるメリットについて、大きく3つご紹介致します。
・有酸素運動の代わりになる
・全身運動になる
・運動を継続して行うきっかけになる
1つ1つ詳しく解説していきます。
有酸素運動の代わりになる
空手は、有酸素運動の代わりになるという利点があります。
前述しました通り、空手は1時間あたりの消費カロリーが高いため、少しの時間での実施でも消費カロリーを増やすことができます。
もちろん、ランニングやウォーキングなどで消費カロリーを高めることはできますが、嫌いな方や苦手な方もいらっしゃると思います。
そこで、ランニングなどの代替法として空手を1つの手段として取り入れることができますので、ダイエットの手段の幅も広げることができます。
この点から考えると、空手を行うことはダイエット効果がかなり高いということがわかると思います。
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全身運動になる
空手は競技の特性上、全身運動になります。
殴る、蹴る動作が中心ですが、そこには体幹部を安定させた状態で打つなどの細かいポイントがあり、それが全身運動となります。
サイクリングなどの、主に稼働する筋肉が脚などの決まった部位への負荷が高いスポーツでは、身体の偏りにも繋がる可能性があります。
ですが、空手は全身の連動が非常に重要な競技ですので、全身をバランスよく動かすことができます。
運動を継続して行うきっかけになる
筋トレやランニングが苦手で続かない方も、空手が運動を継続して行うきっかけになります場合もあります。
筋トレが嫌いでランニングも嫌いという方は、ジムに入会してもすぐに退会してしまうということがよくあります。
空手は筋トレなどと少し異なるため、「継続できたという方」や、「知らず知らずのうちに継続できていた方」などもいらっしゃいます。
当然ですが、運動は継続しなければ効果は高くなりません。
なので、空手をダイエット手段の1つとして取り入れみることで、運動が苦手な方でも続けることが出来るかもしれません。
◆スポーツジムが続かない人へ!続ける秘訣を24時間ジム店長が教えます
空手のデメリット
空手を取り入れるデメリットとして、大きく2つご紹介致します。
・手軽にできない ・怪我のリスク(対人戦の場合)
1つ1つ詳しく解説していきます。
手軽にできない
空手は、内容によりますが「手軽にできない」というデメリットがあります。
動作などの知識や技術が習得されている方であれば、1人でも行うことは可能ですが、空手未経験の方は、まずは空手を習うところから始めなければなりません。また、組手などの実践を行う場合は相手となる人物が必要になります。
道場に通うきっかけにはなりますが、有酸素運動や自重のトレーニングなどと比べて手軽に取り組めないという点はデメリットと言わざるを得ないでしょう。
怪我のリスク(対人戦の場合)
空手は、怪我のリスクがあるという点もデメリットの一つです。(対人戦の場合)
空手は有酸素運動と比べて、対人戦の場合はコンタクト競技(高接触競技)のため、怪我のリスクが伴います。
競技である以上は仕方ない部分はありますが、怪我をするとダイエットや減量がなかなか思いように進まないことにも繋がってしまいます。
なので、空手の中でも「形」を中心に行うと怪我のリスクを抑えるということも1つの手段として有効です。
◆筋トレでよくある怪我の予防と対策について【プロのトレーナー解説】
ダイエットによくある失敗
最後にダイエットによくある失敗として、運動量が増加することで食事量も増加してしまうというパターンです。
上記でも説明した通り、空手は非常に消費カロリーが多い競技の一つです。
つまり、消費カロリーが多いということは、それだけ激しく動いているということでもありますので、その分の疲労感や空腹感も高くなります。
こうなると、体は疲労回復のために栄養補給しようと働きかけ、食欲増進・食事量増加に繋がります。
ここで、自分自身を節制する力や意志があればよいですが、大体の人は「今日は頑張ったから少しくらい。。。」という気持ちになり、食事量が増えてしまうことになります。
ダイエットの大原則は、「摂取カロリー<消費カロリー」です。
消費するカロリーよりも摂取するカロリーの方が圧倒的に多くなりやすいので、せっかく空手で動いてカロリーを消費したとしても、プラスになってしまう可能性もあります。
なので、激しく動いた後も、なるべくいつもと同じような食事を継続することがダイエット減量の成功へと繋がります。
◆筋トレで痩せる仕組みとは!【プロのトレーナー解説】
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、空手の消費カロリーとは!ダイエットや減量に効果的なのか?徹底解説しました。
空手の消費カロリーは、1時間当たり約649kcalであるとされています。
1時間あたりの消費カロリーが非常に多く、野球やバレーボール、サッカー、ラグビーなどの競技よりも高い数値になります。
ダイエットや減量は、摂取カロリーと消費カロリーのバランスが重要であり、消費カロリーが多くなればなるほど、ダイエットや減量は成功しやすくなります。
そのため、空手はダイエットや減量に向いている競技であるということがわかると思います。
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一方で、怪我をするリスクや、初心者は道場に通うべきであったりと気軽にできないデメリットもあります。
ですが、ダイエットや減量を目的するのであれば、空手は非常に有効的な運動方法の一つであることに間違いはありません。
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