液体チョークの筋トレへの効果について、皆さんはご存知でしょうか?
液体チョークとは、バーベルやダンベルなどを持つ時に、手汗で滑ってしまう場合に手につける「滑り止め」のことで、トレーニングの際に使用している姿を見たことがあるかもしれません。
そんな液体チョークですが、そもそも何故付けているのでしょうか?
どんなメリットがあるのでしょうか?
なので今回は、液体チョークで筋トレの効果を最大化しよう!効果やメリットについてトレーナーが解説します!
液体チョークで筋トレの効果を最大化しよう!効果やメリットについてトレーナーが解説します!
液体チョークは筋トレの効果をあげる?
液体チョークとは、バーベルやダンベルなどを持つ時に、手汗で滑ってしまう場合に手につける「滑り止め」のこと。
ボルダリングなどをしたことがある人であれば、粉末状のチョークを手につけて行うため馴染みがあるでしょう。
粉末のチョークは、主に炭酸マグネシウムを使用しており、それをアルコールなどと混ぜて液体にしたものが「液体チョーク」です。
筋トレをする際によく起こる問題が、バーベルやダンベルなどを持つ手が汗によって滑ってしまい、しっかりと追い込むことができないということです。
特に、背中を使うトレーニング種目の時やベンチプレス、デッドリフトなどの種目を行う時に感じると思います。
炭酸マグネシウムには、吸水性に優れているという特徴がありますので、手からでる汗を吸収して滑りにくくすることができ、結果として集中して追い込めるようになるというものです。
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液体チョークのメリット
液体チョークのメリットについて、大きく4つご紹介致します。
・グリップ力向上
・ボリュームを増やせる
・高重量を扱える
・粉末チョークより便利
1つ1つ詳しく解説致します。
グリップ力向上
液体チョークを使用することにより、グリップ力を向上させることができます。
レップ数が多い種目や高重量を扱う種目を行う際に、問題になるのがグリップです。
バーベルやダンベルを持つ時にグリップ力が弱いと、対象の筋肉が疲労する前にグリップが持たずに途中で動作をやめなければならなくなり、しっかりとトレーニングを追い込むことができません。
液体チョークを使用することで最後までグリップが保持できるため、トレーニングをしっかりと行うことが可能になります。
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ボリュームを増やせる
液体チョークを使用することによって、トレーニングのボリュームを増やすことにも繋がります。
グリップが保てることで、1セットのトレーニングがしっかりと行えるため、ボリュームを増やすことに繋がります。
トレーニングのボリュームをしっかりと確保できるということは、筋肉への刺激が増えますので、筋肉の発達も良くなります。
高重量を扱える
液体チョークによってグリップが安定し、より高重量を扱えるようになります。
トレーニングで扱う重量が重くなれば重くなるほど、必然的にグリップ力が重要になってきます。
扱う重りが重くなると、少しのグリップのズレで力がうまく入らなくなったり、フォームが崩れたりといった問題が起き、高重量を扱えなくなってしまいます。
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粉末チョークより便利
液体チョークは、ジムで利用する際において粉末チョークより便利と言えます。
人によって異なる部分はありますが、粉末チョークは持ち運ぶときに袋などに入れる必要があり、つける時には両手につけやすいように広げなければなりまんので、持ち運びの袋とつける時の袋を用意しなけばなりません。
しかし、液体チョークの場合は小さめのボトルで持ち運び、使用する時はキャップを開けて直接手に塗るように使用すればいいため、使い勝手が非常に良いです。
また、粉末チョークはつける時に塗りムラができやすいですが、液体チョークは手のひら全体に広げるように塗り、アルコールが乾くのを待てば、手のひら全体に満遍なく塗ることができます。
液体チョークのデメリット
液体チョークのデメリットとして、大きく3つご紹介致します。
・汚れが目立つ
・使用できる場所が限られる
・粉末チョークより値段が高い
1つ1つ詳しく解説致します。
汚れが目立つ
液体チョークを使用すると、触った部分の汚れが目立ってしまいます。
炭酸マグネシウムは白色であるため、バーベルやダンベルはもちろん、着ている服やトレーニングで使用するアイテムに付着すると非常に目立ちます。
少しの付着であれば拭き取るなどで対処できますが、付着が多いと一度洗わなければならないなど、落とすのに手間がかかることがあります。
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使用できる場所が限られる
液体チョークは使用できる場所が限られるというデメリットもあります。
液体チョークは使用後に白っぽい粉が床に落ち、汚れてしまいますので、近年増えている24時間ジムでは、注意書きに「チョークの使用禁止」などと書かれているところもあります。
ウエイトリフティングやパワーリフティングなどの練習ができるジムであれば大抵は使用可能ですが、そのような場所は限られており、近くにないという場合も考えられます。
粉末チョークより値段が高い
液体チョークは粉末チョークより値段が高いという、コスト面でのデメリットもあります。
持ち運びや使用の便利さはありますが、その分値段があがるという点もデメリットと言えるでしょう。
おすすめの液体チョーク
店長おすすめの液体チョークを、ここでは3つご紹介します。
1.フリクションラボ シークレットスタッフ クリームチョーク
フリクションラボの「シークレットスタッフ チョーククリーム」シリーズです。
この商品には、ノーマル・アルコールフリー・ハイジェニックの3タイプがあり、価格はノーマル、アルコールフリーが1,600円、ハイジェニックが1,800円となっています。
この液体チョークは、ボルダリング選手も愛用している人が多いので、お勧めです。
液体チョークというとアルコール成分が含まれているため、水っぽさが強いのが普通ですが、これはどちらかというとハンドクリームのような感じです。
また、この商品は種類が3つありますが、つける人のタイプによって種類を変えると良いでしょう。
乾燥肌の人にはアルコールフリータイプ、手汗が多い人にはハイジェニックタイプが良いでしょう。
2.PD9 クライミング液体チョーク
二つ目は「PD9 クラミング液体チョーク」です。
この商品の魅力は1,000円以下で買えるコストパフォーマンスの良さにあります。
他の液体チョークより安く買えて効果もあるため、初めて液体チョークを試すという人、筋トレで少し使いたいという人には特におすすめです。
また、PD9は粉が出にくいという特徴があり、トレーニングしている場所をあまり汚さずに済むのもおすすめの理由です。
3.GRASP リキッドチョーク ハイグリップユーティリティー
最後は「GRASP リキッドチョーク ハイグリップユーティリティー」です。
こちらの商品の特徴は、塗った時の伸びがよく持続性が非常に高いという点です。
大体の液体チョークは一度使用するともう一度付け直さなければいけないため、何度も何度も塗り直す必要がありますが、この商品は持続性が非常に高いため、1回ごとに付け直す必要がありません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、液体チョークで筋トレの効果を最大化しよう!効果やメリットについてトレーナーが解説しました。
液体チョークは、バーベルやダンベルなどを持つ時のグリップ力アップによって、筋トレの効果を高める効果があります。
特に、トレーニングの基本種目であるBIG3(スクワット、ベンチプレス、デッドリフト)や背中の種目ではグリップがしっかりすることで、扱える重量や行えるレップ数、セット数が変わります。
ただし、炭酸マグネシウムを使っているため、白っぽい粉がつき、服などにつくと汚れが目立ったり、場所が汚れることから使える場所に限りがあったりとデメリットもあります。
最近では透明の液体チョークなども販売されているため、ジムで白い粉が出る液体チョークが禁止されている場合は、そういったものを使用するとジムに迷惑をかけず、自分の筋トレもしっかりと行えるので良いでしょう。
液体チョークを選ぶ際は、滑りにくさや持続性、価格をみながら自分にあったものを選ぶと良いでしょう。
手汗が出やすい方や乾燥肌な方など、その人それぞれにあったものを選ぶと、より筋トレ効果を最大化できると思います。
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