MEC食ダイエットのメリットとデメリットについて、皆さんはご存知でしょうか?
MEC食とは、「M:Meet(肉)」「E:Egg(卵)」「C:Cheeze(チーズ)」をメインとした食事を取るダイエット法のことであり、様々あるダイエット法の1つです。
そんなMEC食ダイエットですが、そもそもどうやってするのでしょうか?
また、メリットやデメリットは何があるのでしょうか?
なので今回は、MEC食ダイエットのメリットとデメリットを徹底解説!基本と効果的なやり方について解説致します!
MEC食ダイエットのメリットとデメリットを徹底解説!基本と効果的なやり方とは!

MEC食ダイエットとは?
MEC食ダイエットとは、「M:Meet(肉)」「E:Egg(卵)」「C:Cheeze(チーズ)」をメインとした食事を取るダイエット法です。
MEC食ダイエットは、糖質をあまり取らずに行うダイエットである「糖質制限」と似たような方法となります。

お肉やチーズは脂質が多く、一見ダイエットには向いていない食品のように思われますが、食べる量や種類をしっかりと管理すればダイエット成功に繋がります。
MEC食ダイエットのメリット

MEC食ダイエットのメリットについて、大きく3つご紹介致します。
・食事誘発性熱産生 ・健康面の効果 ・美容効果
1つ1つ詳しく解説致します。
食事誘発性熱産生
MEC食ダイエットは、主にたんぱく質を多く取るような食事になります。
たんぱく質は摂取して消化吸収されるまでに時間がかかるため、空腹になる時間が短縮されます。
なので、空腹を感じる時間が少なくなれば余計な間食を取る必要もなくなり、摂取カロリーも抑えられ、結果的に痩せやすくなります。

また、たんぱく質は食べてから消化吸収する際に使われるエネルギーも多いという特徴があります。
これを「食事誘発性熱産生」と言いますが、炭水化物や脂質と比べてたんぱく質は5倍ほど多くのエネルギーを使うため、ダイエットには有効といえます。
食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されます。このため食事をした後は、安静にしていても代謝量が増えます。この代謝の増加を食事誘発性熱産生(DIT: Diet Induced Thermogenesis)または特異動的作用(SDA: Specific Dynamic Action)といいます。
食事誘発性熱産生 / DIT | e-ヘルスネット(厚生労働省) https://www.ehealthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-030.html
健康面の効果
MEC食ダイエットは、ダイエットだけでなく健康面にも効果が期待できます。
前述致しましたが、MEC食ダイエットはたんぱく質を多く取ります。
タンパク質には、食欲抑制や代謝アップといった、ダイエット効果が期待できます。たとえば、タンパク質を消化する過程で分泌される、コレシストキニンやGLP1といったホルモンには、食欲を抑える効果があります。また、タンパク質は食事をエネルギーに変換する働きがあり、脂肪燃焼や基礎代謝の維持にも大きな役割を果たしています。
魚肉たんぱく研究所https://www.kamaboko.com/fishprotein/articles/morning/#:~:text=%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%80%81%E9%A3%9F%E6%AC%B2%E6%8A%91%E5%88%B6,%E5%BD%B9%E5%89%B2%E3%82%92%E6%9E%9C%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

そのため、現代の食事では不足しやすい栄養素であるたんぱく質を多く摂取することにより、ダイエット効果だけでなく、基礎代謝の維持や脂肪燃焼などの健康面の効果も期待できるのです。
美容効果
MEC食ダイエットでは、美容効果にも期待ができます。

人の体を構成する骨や筋肉、内蔵、皮膚、髪、ホルモンといった、ほぼ全てのものにたんぱく質は使われています。
たんぱく質が不足すると筋肉が減ることはもちろんですが、皮膚がカサカサになったり、髪のツヤがなくなったり、ホルモンがうまく生成されなくなったりといった悪影響が出る可能性があります。
そのため、先ほどの健康効果に近い内容になりますが、たんぱく質をしっかりと取ることが美容にも効果的です。
◆筋トレにたんぱく質は「不要」?良い影響や悪影響、効果について。
MEC食ダイエットのデメリット

MEC食ダイエットのデメリットについて、大きく3つご紹介致します。
・食事の偏りによる栄養不足の可能性
・食べ物の種類に制限があることによる飽きやすさ
・食事の調理が面倒なこと
1つ1つ詳しく解説致します。
食事の偏りによる栄養不足の可能性
MEC食ダイエットは、食事の偏りが起きやすいため一部の栄養素が不足する可能性があります。

MEC(肉、卵、チーズ)食ダイエットで特に不足しやすいのが「ビタミンC」です。
卵はさまざまな栄養素が入っており完全栄養食といわれますが、ビタミンCは入っていません。
ビタミンCは、健康の維持増進に非常に重要な栄養素ですが、お肉とチーズも同様にビタミンCは含まれておりません。
MEC食ダイエットを行う場合は、こういった一部の栄養不足が起きる可能性がありますので、サプリメントなどの「栄養補助食品」で補うようにしましょう。
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食べ物の種類に制限があることによる飽きやすさ
MEC食は、食べられるものの種類が制限されるため、飽きやすいという特徴もあります。
MEC食ダイエットでは主にお肉やチーズなどを食べることができますが、基本的に脂質が多く含まれているようなものは基本的に避けなければなりません。

食事制限による「飽き」は、他のダイエットにも共通する部分はありますね。
お肉であれば赤身肉や鶏胸肉、チーズであればプロセスチーズ(スライスチーズ、6Pチーズ)やナチュラルチーズ(カマンベールチーズ、チェダーチーズ、モッツァレラチーズ)を選ぶ必要があります。
◆【チーズは筋トレに良いの?】オススメ3選と栄養や効果についてプロのトレーナーが解説します!
食事の調理が面倒なこと
これもどのダイエットにも共通して言える内容ですが、MEC食では食事の調理が面倒と感じる方が多いと思います。
ダイエット中でもなるべく美味しいものを食べたい、味に飽きることなく食べたいのであれば、調理に手をかける必要があります。

味を気にしないのであればシンプルな味付けですみますので、調理の手間は最小限で抑えることができます。
焼くなどの基本的な調理はどのダイエット方法でも必要ですので、必要工程と割り切ることが必要です。
MEC食ダイエットの実施方法(期間や回数)

MEC食ダイエットは、1日に食べられるカロリーを計算し、そのカロリーに合わせて肉や卵、チーズの量を決めて食べる方法です。
なので、「自分の必要なカロリー(消費カロリーより200㎉~500㎉減など)」を算出すれば、簡単に取り入れることが可能です。
◆基礎代謝&消費カロリー計算サイト
自分自身の消費カロリーが分かったら、先ほどの計算式に当てはめてみましょう。

例えば、基礎代謝2000㎉、消費カロリー500㎉の場合、2500㎉以上を食べなければ増えることはありません。また、仮に2000㎉食べたとすると、不足分500㎉が筋肉or脂肪から消費されます。
次に摂取方法や回数ですが、MEC食ダイエットは1日に最低3回は分けて食べるようにしましょう。
4回など細かく分けると空腹の時間が減るので、空腹を我慢しやすい上に血中のアミノ酸濃度も減りにくいので筋分解が行われにくくなりますのでオススメです。

実施期間は、ダイエット効果が得られるまで継続することをおすすめします。
MEC食ダイエット成功のポイント

MEC食ダイエット成功のポイントとして、大きく2つご紹介致します。
・咀嚼回数
・運動や筋トレ
1つ1つ詳しく解説致します。
咀嚼回数
MEC食ダイエットの食材の選択もそうですが、咀嚼回数に気を付けるようにしましょう。
MEC食ダイエット中は、1回の咀嚼で30回以上噛むというルールがあり、しっかり噛んで食べることで満腹中枢を刺激し、ダイエットに繋げます。

また、消化吸収や腸内環境をよくする意味でも咀嚼回数は重要になりますので、必ずよく噛んでから飲み込むようにしましょう。
運動や筋トレ
適度な運動や筋トレを可能であれば毎日、最低でも週3回を目安に行うようにしましょう。

ダイエット成功には「消費カロリー>摂取カロリー」の状態が必須となります。
ですが、食事だけでのアプローチでは基礎代謝(人体が最低限必要なカロリー)以下には摂取カロリーを落とせませんので、筋トレや運動も同時進行で消費カロリーを上げる動きも行っていきましょう。
◆筋トレで痩せる仕組みとは!【プロのトレーナー解説】
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、MEC食ダイエットのメリットとデメリットを徹底解説!基本と効果的なやり方について解説致しました。
MEC食ダイエットの特徴は、肉・卵・チーズの3つを食べながらダイエットを行うということであり、糖質制限と同じように糖質はあまり取らず、たんぱく質を中心とした食事を取る方法です。

また、1回の咀嚼で30回以上噛むというルールも存在します。
ただし、食事内容に偏りが出やすく、ビタミンCなどの栄養素が不足しやすいといったデメリットもありますので、栄養素の不足が起きないようにサプリメントや野菜、フルーツなどをうまく活用しなければなりません。
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MEC食ダイエットは糖質をあまり取らないため、ストレスを感じる場合もありますので、自分の体調や体の状態に合わせて、無理のない範囲で取り組むことが大切です。
皆さんも是非、健康にも留意しながらMEC食ダイエットを活用してみてください。
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