トレーニングベルトの効果や腰の痛みが改善できるのか、皆さんはご存知でしょうか?
ジムでも筋トレ中に腰回りに巻いてトレーニングしている人を多く見かけると思います。
ですが、トレーニングベルトってどんな効果があるのでしょうか?
僕が運営する24時間ジムでもよくお問い合わせを頂きます。
よくある質問として、
・何のために巻いているか?
・おすすめのベルトとは?
・デメリットはあるのか?
など、効果や方法などいろんな疑問があると思います。
なので今回は、トレーニングベルトの効果とは!筋トレ効果や腰の痛み改善について徹底解説いたします。
トレーニングベルトの効果とは!筋トレ効果や腰の痛み改善について徹底解説!
トレーニングベルトの効果
トレーニングベルトには大きく3つの効果が期待できます
・ケガの予防
・腹圧を高める
・筋出力、パフォーマンスの向上
一つ一つ詳しく解説していきます。
ケガの予防
デッドリフトやスクワットなど、腰に負担のかかる種目では「腰を痛めるリスク」が非常に高いです。
そこで、トレーニングベルトによって腰のケガを予防することができます。
特に、フリーウエイトなどの全身の筋肉を稼働させる際は、腹圧などの体幹部が非常に重要です。
息を吐いて腹圧をしっかり高めなければ、スクワットなどの動作の際にふらついてしまったり、力が思うように出なかったりします。
そこで、トレーニングベルトを使用することにより、腹圧をベルトで圧迫することで高め、体幹部を支える役割があります。
改めて、ビッグ3と呼ばれるスクワットやデッドリフトなどの種目は腰にかかる負担が非常に大きいので、トレーニングベルトによってケガのリスクを抑えることができるのです。
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腹圧を高める
前項でもご説明しましたが、ベルトによって圧迫することで腹圧を高める効果があります。
腹圧は全筋力トレーニングにおいて重要なポイントであり、腹圧が入ってなければ思うように力も入りません。この腹圧はかなり意識することが難しく、腹圧が入っていないと腰が反りやすくなり、ケガにつながります。
トレーニングベルトを使用することで、強制的に腹圧を高めてくれるので、簡単に誰でも意識することができるようになります。
筋出力、パフォーマンスの向上
トレーニングベルトを使用することで腹圧が高まり、ケガのリスクも抑えることができることから、筋出力やパフォーマンスの向上に期待できます。
特に、体幹部の腹圧は大きな差となります。
僕も腹圧をベルトによって高めることで最大重量は+10㎏程は変化します。
さらに高重量はケガのリスクを恐れてチャレンジする人が少ないですが、ベルトがあれば安心して挑むことができます。
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トレーニングベルトのデメリット
トレーニングベルトを使用することには3つのメリットがありましたが、デメリットも存在します。
腹圧の低下
トレーニングベルトを使用し、ベルトに頼って腹圧を高めているため、本来の腹圧は高まっておりません。
そのため、重量のみ成長しても、体幹部の腹圧が成長していないので、ベルトなしで同じ重量を扱うとケガのリスクが通常より高くなってしまいます。
なので、ケガの予防のために付けていても、今後ずっと付けなければ逆にリスクになる可能性があるのです。
トレーニングパフォーマンスの低下
メリットにてパフォーマンスが向上すると説明しましたが、トレーニングベルトは使用していない際のパフォーマンスが下がってしまう可能性があります。
前項で説明しましたが、ベルトによって腹圧を高めていたので、ベルトがなければ自分自身で腹圧を高めることができません。
そのため、ベルトなしでトレーニングをする際、思うように腹圧を高めることができず、出力も落ちてしまいます。
なので、トレーニングベルトはすべてのトレーニングで使用するのではなく、ケガのリスクが最も高い種目のみに限定して使用することが望ましいです。
トレーニングベルトの材質
トレーニングベルトの材質には大きく2種類に分かれます。
革製
革製のベルトはナイロン製に比べて伸縮性が少ないので、腹圧をしっかりと固定することができます。
また、革製の比べて安定性も高く、高重量を扱う際にぶれにくくなります。
そして、なによりも耐久性が圧倒的に高く、長年使用することができます。
デメリットとしては手洗いができず、年々汚れが目立っていく点が難点です。
ナイロン製
ナイロン製は革製に比べて伸縮性が高く、腹圧を自身に的確な強度で締めることができます。
革製ではフックで締めるため、締めすぎてしまったりサイズが合わない可能性などもあります。
ですが、マジックテープで止めるので自分に合った強度で締めることができます。
ナイロン製のためカラーバリエーションも豊富で、デザインもおしゃれです。
デメリットとしては革製に比べてマジックテープの強度が落ちてきたりと耐久性が低くなります。
トレーニングベルトの形式
トレーニングベルトにはピン式とレバー式の2種類があります。
ピン式
トレーニングベルトのほとんどはピンタイプです。
2本のピンを差し込んで固定し、金具を穴に差し込むため、穴のサイズや幅によって調整できるようになっています。
レバー式
レバー方式はほかの方式に比べて、しっかりと腹圧を高めることができます。
てこの原理を使用し、ひっかけたレバーをカチッとレバーを引くように固定することで固めます。
そうすることで、ピンタイプやマジックテープよりもはるかに強固に腹圧を高めることができるのです。
微調整が難しく、体重の変化などで感覚が変わったりしますが、本格的なパワーリフティングに使用されることも多く、上級者向けの製品となります。
マジックテープ式
ナイロン製のベルトによく採用されており、マジックテープにて固定するため、微調整ができるようになっています。
強度はレバー式やピン式には劣りますが、初心者にはお勧めの方式です。
おすすめのトレーニングベルト
・ゴールドジム(GOLD`S GYM) トレーニングレザーベルト
有名なゴールドジムのレザーベルト(革製)になります。
最もトレーニーが使用している革製のピンタイプで、強度や耐久性は間違いありません。
また、価格も比較的安価であり、初心者にもおすすめの商品となります。
・Schiek(シーク) リフティングベルト
こちらも有名なSchiekのトレーニングベルト(ナイロン製)になります。
ナイロン製のため、微調整もしやすいですし、デザインもおしゃれで豊富にカラーバリエーションがあります。
ジムでもよく見かけるベルトの種類であり、初心者から上級者まで使用できる製品です。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、トレーニングベルトの効果とは!筋トレ効果や腰の痛み改善について徹底解説いたしました。
まとめると、トレーニングベルトには大きく3つの効果が期待できます。
・ケガの予防
・腹圧を高める
・筋出力、パフォーマンスの向上
また、デメリットも存在し、頼りすぎてしまうと「腹圧の低下」「パフォーマンスの低下」などの可能性もありますので、使用する際は注意が必要です。
ケガのリスクの高い種目や最高重量に挑戦する際など、タイミングに応じて使用するようにしましょう!
もしこの記事が参考になったと思った方は是非、高評価&コメントをお願い致します。
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