バトルロープについて、皆さんはご存知でしょうか?

バトルロープとは、巨大なロープの両端を持ち、腕を使ってロープを波打つように動かすトレーニングです。
高強度なトレーニングと言われていることから、全身の筋肉を効率的にトレーニングできると言っても過言ではありません。
そんなバトルロープですが、具体的にどんな効果があるのでしょうか。
また、バトルロープの正しいやり方や効果について気になる方も多いと思います。
なので今回は、バトルロープの消費カロリーとは?正しいやり方や効果について、プロトレーナーが解説!
バトルロープの消費カロリーとは?正しいやり方や効果について、プロトレーナーが解説!
バトルロープの消費カロリーとは?

結論から言います。バトルロープの消費カロリーは体重50kgの方であれば、30分当たり250カロリーです。
体重50kgの方が他の有酸素運動を30分続けた場合の消費カロリー
水泳(70m/分): 289キロカロリー
ランニング(161m/分): 263キロカロリー
自転車(20km/時):210キロカロリー
ジョギング: 184キロカロリー
ウォーキング(107m/分):131キロカロリー

他のトレーニングに比べて、体全身の負荷が大きい分、短時間で多くの消費カロリーが見込めます。
バトルロープは全身の筋肉の向上だけでなく、有酸素運動の効果をもたらすことから、効率的に脂肪の燃焼効果にも期待できます。
バトルロープはロープを動かすときに大きな抵抗があるので、筋肉に負荷がかかり、脂肪燃焼を増加させます。
さらに、バトルロープのトレーニングが終わったあとも、体全身の疲労感からカロリーを燃やすこともできるので、短期間で多くのカロリー消費をしたい方にオススメのトレーニングです。
バトルロープの効果

バトルロープの効果について3つご紹介致します。
・全身の筋肉の向上
・心肺機能が上がる
・脂肪燃焼効果
1つ1つ詳しく解説していきます。
全身の筋肉の向上
バトルロープは体全身を使ってロープを激しく運動することから、全身の筋肉を向上する効果に期待できます。

ロープを動かす動作は、上半身に高強度な負荷をかけて筋肉を向上させ、姿勢を安定させるために、下半身の筋肉も使うことから、全身の有酸素運動効果をもたらすのです。
バトルロープは筋力向上と有酸素運動のいいとこ取りのトレーニングなので、筋肉のバランス感覚を養うこともできるといっても過言ではありません。
バトルロープを継続的にトレーニングすることで、効率的にバルクアップと体力アップに期待できますので、確実にトレーニング成果を出したい方にオススメのトレーニングです。
◆ 全身の筋肉の向上について詳しく解説している記事がありますので、こちらも合わせてごらんください!
心肺機能が上がる
バトルロープは高強度で心臓にも負荷がかかるトレーニングであるため、心肺機能が上がる効果に期待できます。

全身に強い負荷がかかるため、心肺機能が上昇するだけでなく、肺機能の向上にもつながります。
スポーツ中の疲労感を軽減などにも効果があり、体のパフォーマンスにも期待できます。
心肺機能が上がると、肺活量が増えて一回の呼吸で多くの酸素を肺に取り込むことができるため、トレーニング中の疲れを軽減することができます。
他にも、血液の流れが良くなったり、冷え性の改善にもつながったりするので、バトルロープは効率よく心肺機能を強化できるトレーニングと言っても過言ではありません。
◆ 心肺機能ついて詳しく解説している記事がありますので、こちらも合わせてごらんください!
脂肪燃焼効果
バトルロープは、全身トレーニングで有酸素運動としても効果があることから、脂肪燃焼効果にも期待できます。

バトルロープの動作は心拍数を短期間で大幅に上げることができるため、効率的な脂肪燃焼の促進にもつながります。
バトルロープには無酸素運動も含まれているため、筋肉をできるだけ減らさずに脂肪を優先して燃焼させる効果に期待できます。
バトルロープの正しいやり方

バトルロープの正しいやり方は以下の通りに沿って行います。
1.バトルロープの真ん中部分を柱などに縛りつけて固定します。
2.ロープの両端を持ち、両手が並行になるように直立します。
3.膝を軽く曲げて、腰を落とし、中腰の姿勢を保つように意識します。
4.はじめはゆっくりロープを上下に動かし、徐々にロープの動作を速く動かします。
5.全身が疲れるまでダイナミックな動きで両腕を動かしましょう。

腕を上下に動かすときは、できるだけ力を入れてロープを動かすように意識しましょう。
腰を低く落として力強くロープを連続的に波打ちすることが重要です。
目安は20秒トレーニングして、10秒のインターバルで5分〜10分ほど行うことをオススメします。
初心者の方は無理のない程度で少しずつトレーニング量を増やして、ケガのないようにトレーニングしていきましょう。
◆ バトルロープと組み合わせると効果があるオススメメニューについて詳しく解説している記事がありますので、こちらも合わせてごらんください!
バトルロープをするうえでの注意点

バトルロープをするうえでの注意点について2つご紹介致します。
・オーバーワーク
・姿勢に気をつける
1つ1つ詳しく解説していきます。
オーバーワークしすぎない
バトルロープは高強度で体に大きく負担がかかるトレーニングのため、オーバーワークをしすぎないように注意しましょう。

特に初心者の方は、過度にトレーニングを行うと、ケガをしたり体調を崩したりするリスクが高まるので、インターバルを延ばすなど、自分のペースでトレーニングに励みましょう。
また、妊娠中の方は体に大きな負担がかかるトレーニングのため、トレーニングを行わないことをオススメします。
女性の方もインターバルを長めに取れば、無理なくトレーニングが続けられますので、過度にトレーニングをせずに自分のペースでトレーニングを行うように注意しましょう。
また、心拍数が上がる分、体全身に大きな負荷がかかりますので、しんどいと感じたらインターバルを挟んで、無理なくトレーニングを続けるように心がけましょう。
◆ オーバーワークについて詳しく解説している記事がありますので、こちらも合わせてごらんください!
姿勢に気を付ける
バトルロープをするうえで、腰が低い姿勢になったときに、猫背になりやすくなるので、正しい姿勢でトレーニングするよう気をつけましょう。

背中を丸めたままトレーニングを行うと、腰の負担が大きくなり、ケガをする恐れがあります。
姿勢が悪いままトレーニングを行うと、本来得られるトレーニング効果が得られないことがほとんどです。
また、間違った姿勢でトレーニングを続けてしまうと悪い癖がつき、ケガの原因にもなりかねません。
バトルロープはダイエットを目的として全身を鍛えるトレーニングとしても、より結果にコミットできるトレーニングなので、正しいフォームでトレーニングを行うように気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、バトルロープの消費カロリーとは?正しいやり方や効果について解説しました。

改めて、バトルロープは、高強度で有酸素運動と無酸素運動を両方得られることから、体全身を効率よく鍛えられるトレーニングということがわかるかと思います。
また、脂肪燃焼効果が得られたり、心肺機能が向上したりなど、他のトレーニングでは得られない効果がたくさんありますので、短期的に結果を出したい方にオススメのトレーニングです。
ただし、体全身に負荷がかかりやすく、無理してトレーニングを行うと、ケガや体調不良の恐れがあるので、初心者の方はインターバルを長めに取って、無理なくトレーニングするように気をつけましょう。
バトルロープは、初心者からトレーニーまで、幅広く人気のトレーニングの一つなので、短期的に結果にコミットしたい方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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