トレーニングジムの経営する上で重要な「在庫管理」や「顧客管理」について、皆さんはご存知でしょうか?
資産管理とは、目に見えるものだけではなく、利用価値があることや、将来的に収益が期待できるものや支出も資産に含むことです。
フィットネスジムを運営するにあたって、資産管理は重要な業務です。
様々な資産管理がある中で、今回は大きく「清掃」「在庫管理」「レイアウト」「顧客管理」についてご紹介致します。
もうすでに実施している方はこの記事は見なくて大丈夫ですが、今後より発展して行く為の一つの参考としてご覧いただけると幸いです。
また、まだ実施していない店舗は、この事項を知っているかいないかで店舗運営は大きく変わってきます。ですので絶対見る様にしましょう!
フィットネスジムの基本業務については、こちらの記事でご紹介していますので、是非合わせてご覧ください。
トレーニングジムの経営する上で重要な「在庫管理」や「顧客管理」について店長が解説
トレーニングジムを経営する上で重要なこととは
多くのお客様が使用するフィットネスジムでは、店舗が何よりの資産です。
ですので、館内を清潔に保つために清掃業務が欠かせません。
ですが、清掃を毎日くまなく行ってしますと、他の業務が疎かになり本末転倒です。
清掃業務を行っている店舗には、毎日行う「通常清掃」と定期的に行う「特別清掃」の2つに分ける事をオススメしています。
通常清掃
毎日行う清掃で、基本的にフロアや水回りの清掃をおこないます。
会員様が日常的に使用する水回りやマシン等のフロアは毎日の清掃が欠かせません。
店舗によって、「フロア」「洗面台」「トイレ」「更衣室」「シャワールーム」など、全ての箇所を清掃し、勤務しているスタッフよって手分けして清掃を行います。
特別清掃
定期的に行う清掃で、マシンのサビ取りや換気扇の埃取りなどをおこないます。
「メンテナンス」「換気扇」「館外清掃」「マシンの位置修正」など、定期的に行う必要がある清掃です。
清掃業者へ委託し、完全分業で分かれているフィットネスジムもありますが、ほとんどのフィットネスジムは行う業務であり、定期メンテナンスも必要な業務です。
初めは、清掃の様々な項目を通常清掃なのか、特別清掃なのかを判断することは、難しいとおもいます。
ですので、日々の業務の中で選定していきましょう!
在庫管理
フィットネスジムにおいて、在庫管理は必ず発生する業務です。
特に、消耗品や衛生用品など普段より使用する在庫に関しては、特に管理が必要です。
ただ必要な在庫を適当に発注していては、「どの在庫が本当に必要なのか」が分からなくなります。
徹底して「発注数」「消費数」を管理し、実際にどの程度必要なのかを分析する必要があります。
だからこそ、在庫に関しましては、「発注」「保管」の大きく2つについてご説明します。
発注
消耗品など、消費された在庫に対して「発注」を行わなければいけません。
実際に、どの程度の在庫が足りないのか、どの程度必要なのか、「適正在庫」「現状在庫」「不足在庫」を管理した上で、不足分を発注するようにしましょう。
保管
発注した在庫は、事務所や倉庫への保管が必要です。
フィットネスジムによって、専用の倉庫が非常に小さい場合がございます。
店舗によって倉庫の広さが異なるため、店舗によって保管数が異なるのです。
消耗品に関しては、過剰に発注をしても問題はありませんが、倉庫や事務所を圧迫してしまうので、適正在庫に合わせた不足分のみの発注を心掛けましょう。
また、複数の店舗を運営する際に、店舗事に1ヶ月あたりの消費量と、坪数や会員数を管理することで、必要在庫数の再確認や、無駄に消費している在庫の把握に繋がる為、スケールする前に必ず行いましょう。
レイアウト
マシンや家具の配置、観葉植物の設置など、館内・館外問わずレイアウトの考案は、お客様のモチベーションや、ご来館されたお客様の購買意欲に影響する重要な項目です。
ここでは大きく「館内レイアウト」「館外レイアウト」の2種類についてご説明致します。
館内レイアウト
主に、「マシン配置」「家具配置」「観葉植物」「ポスター」「匂い」などがあげられます。
館内のレイアウトは、お客様にとって「使いやすく」「清潔で」「心地よく」が利用する上で重要なポイントです。
ですので、ポイントを必ず意識して館内のレイアウトを変更してみましょう。
館外レイアウト
新規のお客様が来られる理由の中で、約20%程度が現地を通りがかった方です。
では、通りのお客様はいったい何を感じて来館しようと思ったのでしょうか。
それは、「綺麗さ」や「わかりやすさ」などがあげられます。
館内がとても綺麗であっても、外からの見た目がボロボロではお客様は入ってみようと思いません。
また、「どんな営業システムなのか」「料金はいくらなのか」「中はどんな感じなのか」など不明点だらけでは、不安で来館しようとは思いません。
ですので、内容の分かりやすいポスターなどの設置や、ある程度の開放感を意識しましょう。
顧客管理
新規のご入会を獲得していくことは勿論大切ですが、既存の会員様が退会されることを抑止しなければ、在籍数は増えません。
また、フィットネスジムが全国的に急増している日本では、今後の新規入会を獲得することが今以上に困難になってきます。
だからこそ、今いるお客様を大切にしなければ行けません。
その為にも、お客様を知ることが最も重要です。
POS&CRM
顧客分析システムを使用することで、お客様の「年齢別」「性別別」「職業別」「利用時間帯」等に分析を行うことで、ニーズに合ったサービスや企画等を行うことができます。
また、各スタッフによる「見学からの入会に繋げた件数」「体験からの入会に繋げた件数」「オプションの契約率」などスタッフごとの分析を行うことで、例えば30代の女性の入会に繋げることが出来ていないなどの対策を行うことができます。
point
・「年齢」「性別」「職業」など、お客様を知ること。
・各スタッフを含めて、「性別別」「年代別」「職業別」などの項目ごとに分析する。
満足度調査
実際に運営スタッフが行ったサービスや、様々な企画に対して、本当に満足しているのかは、お客様に直接聞かなければ分かりません。
ですので、店舗アンケートを実施し、実際のお客様のお声を分析する必要があります。
分析を行わず、一方的に行ってしまうことで、お客様満足度は向上せず、結果として在籍人数が延びない事態になりかねません。
必ず、店舗アンケートを随時集計し、実際のお客様のニーズを調査しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はフィットネスジムを運営するにあたっての資産管理について解説致しました。
資産管理を中心として解説致しましたので、説明の足りない面も多々ございました。
ですので、次回以降は一つ一つのより詳細な内容や、実際に行っている内容等の深いところまでご紹介致しますので、是非お楽しみ!
フィットネス業務全般については、こちらの記事でご紹介していますので、是非合わせてご覧ください。
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