皆さん「ナチュラル」「ユーザー」という言葉はご存知でしょうか。
おそらく、筋トレをしているうえで一度は耳にしたことがあると思います。
タンパク同化ステロイド、アナボリックステロイドなど、筋肉を付ける薬物でありボディビルの大会では禁止されていますが、個人の使用は容認されているものです。
僕自身ステロイドを一切使用したことがありませんので、体験談などは記載できませんが、一般なナチュラルとの違いや知識についてご紹介させて頂きます。
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筋トレにおけるナチュラルとは!ユーザーの意味や違いについて解説
筋トレにおけるナチュラルとは
よく一般的に言われる「ナチュラル」という意味は、ドラッグ(ステロイドなどの薬物)を使用していない事を指します。
特に過去も今も一切使用したことがない人をナチュラルということが一般的となっております。
※ステロイドはボディメイクの大会では禁止薬物とされているため、使用していない人をナチュラル、使用している人をユーザーと定義していますが、使用自体が法律上違法ではありません。
◆筋肉を付けるメリットについてはこの記事で詳しく解説しています。
筋トレにおけるユーザーとは
一般的に言われる「ユーザー」という意味は、ドラッグ(ステロイドなどの薬物)を使用している人を指します。
基本的には過去に一度でも使用したことのある人はユーザーと言われることが多いです。
前述致しました通り、ステロイド自体は合法であり問題ありません。
ですが、近年のフィットネス業界ではステロイドが禁止の大会にも関わらず、ステロイドを使用しているユーザーが優勝する状況があり、ユーザーは蔑視される対象となっているのです。
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ステロイドの効果
ステロイドにはあらゆる副作用がありますが、その効果は絶大であり、筋肉の付く量は一般的なトレーニングを行っている人の1.5倍~2倍近くになると、海外の研究結果で証明されています。
【研究内容】
19歳~40歳の男性43人が10週間の期間にわたって検証
・グループA(筋トレ、ステロイドともに無し)
・グループB(ステロイドのみ使用)
・グループC(筋トレのみ)
・グループD(筋トレ及びステロイド使用)
その結果として、グループAは勿論変化はありません。
グループCの通常のトレーニングのみの方は1.8㎏の筋肉量の増加。
それに比べて、ステロイドのみ使用し、筋トレを一切しないグループBでは筋肉量が3㎏増加。
筋トレもステロイドも使用するグループDはなんと6㎏も増加しているのです。
この驚異的なまでの筋肉量の増加から、ステロイド禁止の大会でナチュラルであるステロイド未使用の人が、こっそり使用してユーザーの方に負けてしまうという状況に苛立ちを覚えているのも無理がないのもわかります。
それほどまでにステロイドは副作用と引き換えに、圧倒的な筋合成の促進によって筋肉量を大幅に増加させることができるのです。
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ユーザーとナチュラルの違い
ユーザーとナチュラルとの大きな違いは「副作用の有無」が基本的な判断基準となっております。
代表的な副作用をまとめますと下記の通りになります。
・女性化乳房
・精子の質の低下
・脱毛症
・ロイドレイジ
・肝機能障害
・内臓肥大
・腹筋剥離
有名なのは内臓肥大や女性化乳房などの副作用です。
女性化乳房では、乳腺が肥大し女性の様に乳房が出てくる現象をいいます。(通称:ガイノ)
通常トレーニングしている男性には見られないため、一つのユーザーと見極める基準とされています。
内臓肥大では、肝機能への負荷の大きさや、通常ではありえない筋合成などによって人体に多大なる影響を与えます。特に内臓への負担は計り知れず、対応するために内臓が大きく肥大化していきます。
ボディビルの大会で有名なオリンピアでも、腹筋が大きく膨らんでいる選手を多く見られますが、ステロイドの過剰摂取による副作用の影響なのです。
上記のように、ユーザーとナチュラルでは大きな違いがありますので、人によっては見分けがつくと言う方もいますが、明確な判断は血液検査などをしなければ分からないので、議論が交わされている状況になっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、筋トレにおけるナチュラルについて、ユーザーと違いなどご紹介いたしました。
まとめると、ステロイドを過去一度でも使用したことのある人をユーザー。一切使用したことのない人をナチュラルと言います。
ステロイドには通常のトレーニングの約2倍以上の筋肉量の増加の差があります。
ですが、多くの副作用もあるので基本的には使用しない方が良いことは間違いありません。
あらゆるYouTuberなどの間でも議論が交わされるステロイドの問題ですが、使用しないことに越したことはないと考えておきましょう。
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